昨日(4月8日)終了した日銀政策決定会合の後、円は急上昇した。月曜日は103円10銭レベルだったドル円レートは101円80銭弱になった。
これは日銀が追加的な金融緩和を行わないと決定したことを受けたものだ。市場の大方の人は4月の会合では追加的な金融緩和は実施されないと予想していたが、一部の人は緩和実施を予想(あるいは期待)していたようだ。これは私の想像だが、緩和予想から円をショートしていた筋が慌てて買い戻したため、急激に円高に振れたのではないだろうか?
日銀が追加的な金融緩和に動くとすれば、消費税引き上げの景気に対する影響が出始める6月だ。消費税引き上げ→景気悪化→日銀の追加的金融緩和→円安を予想する人には、ちょっとした円高(ドル・ユーロ安)は外貨買いのチャンスかもしれない。