昨日(11月7日)の米国株はダウが545ポイント(2.13%)上昇と急伸した。
WSJは「上院は共和党、下院は民主党が多数を占めるという中間選挙の結果、大企業の利益を損なうような急速な政策変更が行われる可能性が低下したことを投資家は歓迎した」という趣旨のことを述べていた。
先月の株価急落の一つの原因は中間選挙の結果に対する懸念だった。セクターの中で上昇が大きかったのはヘルスケアやハイテク関連や一般消費財銘柄だった。
投資アドバイザー達は、10月に売られ過ぎたこれらのセクターの買いを顧客に推奨していたようだ。
たまたま私が底値圏で買い増ししていたアマゾン株は上昇を続け昨日だけで6%上昇した。アマゾンに関する個別ニュースはなかったから、β値が高い同社銘柄が選好されたのだろう。
もっとも中間選挙が終わり一つの懸念材料はなくなったが、今月下旬に見込まれる米中トップ会談など投資家が注目しているイベントは多い。
これから投資家はねじれ国会でどのセクター・銘柄がプラスの影響を受けるかを考えながら、そろりと株式市場に戻ってくるのだろう。