先週金曜日(1月24日)から日曜日にかけて野沢温泉スキー場にでかけた。「野沢温泉スキー場は信州スキーの発生の地」と言われているが、私が訪問するのは初めて。野沢は志賀高原や八方尾根に較べて遠い、というイメージを持っていた。野沢温泉スキー場に行くのに列車を使うかマイカーで行くかを検討した。所要時間はいずれも自宅から3時間半程度。ただし列車最寄り駅の北陸新幹線飯山駅には新幹線が1時間に1本場合によっては2時間に一本しか止まらないので実際の所要時間は車の方が短くなる可能性が高い。またスキー板を宅急便で送るコストを考えるとマイカーに友人一名を乗せて往復するのが相当お得だと判断した。
なお自宅(西東京市)から野沢温泉スキー場に行くのに「関越自動車道から上信越自動車道」を通るルートと「関越自動車道で石打ICまで行きそこから津南町経由」という2つのルートがある。グーグルマップでは前者の走行時間が10分短いが距離は20㎞長い。10分程度は誤差の内、と考えて走行距離が短い津南町ルートを選択した。
このルートは本州を代表する豪雪地帯の一つを通るが、今年は超暖冬で道はカラカラに乾いていた。
さてスキーの話である。こちらは初日の土曜日は午後2時頃から雨になったが、それ以外は良い天気。特に昨日日曜日は快晴でゴツゴツした妙高山とその奥のまっしろな火打山、また上越の越後三山などの眺望
をスキー場の最高点毛無山山頂から楽しむことができた。
コースとしては標高が高い毛無山山頂から滑るやまびこコースが気持ち良かった。山頂からオフピステ(林間)を滑っているスキーヤー・ボーダーもかなりいるので我々も林間を滑ってみた。雪が多ければ隠れるブッシュが頭を出してややうるさいところもあったがそれなりに楽しむことはできた。
また下山コースとしてはスカイラインコースが長大で気持ちが良かった。
シュナイダーやその隣のユートピアAコースも滑ったがこちらは斜面が固くカリカリで横滑りを交えた降りになりあまり面白くなかった。もっともこれは私の腕不足や板の性能(エッジが鈍っていた上幅広板なのでエッジが効き難い)によるとことも大きいので「楽しい」と感じる人がいたかもしれない。
初めての野沢温泉スキー場はまずその規模の大きさと斜面のバリエーションの豊富さに感心した。
名物斜面のシュナイダーの難度は私のホームゲレンデ・かぐらスキー場のジャイアントを上回ると感じた。一方水無ゲレンデや湯の峰ゲレンデのように比較的空いていて手頃な傾斜の斜面もあり野沢温泉スキー場は初級者から上級者まで総てのレベルのスキーヤー・ボーダーが楽しむことができるスキー場である。
難点をあげると下山ルートに気持ちが良いルートが少なく(これは雪が少ないことが大きく影響している)リフトを乗り継がないと宿に戻れないという具合にコースレイアウトに難点があることだろう。
難点をあげると下山ルートに気持ちが良いルートが少なく(これは雪が少ないことが大きく影響している)リフトを乗り継がないと宿に戻れないという具合にコースレイアウトに難点があることだろう。
だがそれを割り引いても野沢温泉スキー場の変化に富んだ斜面は面白かったと思う。