中国武漢発のコロナウイルス騒動で昨日(1月27日)はアジア株に続き米国株も大きく値を下げた。ダウは454ポイント(1.57%)下落。大方の銘柄は売られたが、手持ち銘柄の中ではジョンソンアンドジョンソンが0.3%上昇した。同社がウイルス特効薬の開発に貢献するのでは?という思惑が働いたのだろう。
コロナウイルスが中国の経済活動を低下させ、その影響は世界規模なので世界の株価が下落しているというのが現状だが、これは悪いことだらけなのだろうか?
仮にコロナウイルスの影響が思ったほど大きくなく、経済活動は比較的早い時期に正常化すると判断される場合は株価は反発すると私は考えている。特に米国株の場合、割高感はあるもののハイテク銘柄を中心に上昇余地は大きいと私は見ている。
実は私は今月初めの米・イランの緊張が高まる中、株価が下落することを予想して米国株の一部を売却し、キャッシュポジションを高めていた。ところが緊張は緩和に向かい株価の大きな下落にはつながらなかった。
そんな中で今回のコロナウイルス騒動が勃発した。もし米国株が大きく下落すれば押し目を買おうというのが私の目先の戦術である。だが「押し目待ちに押し目なし」という格言がありそんな買い場はこないかもしれない。
もっとも株価が下がったところが買い時なのか、それとももっと大きな下げ相場のプレリュードなのかは時が経たないと分からない。
これから予想される市場の振幅をbuy on dipのチャンスと考える人は多いのではないだろうか?もしそうであれば相場を底支えする力はかなり強そうである。