金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

NPO法人活動でZoomを使って見よう(13)~アイコンを使って気持ちを伝える

2021年05月02日 | デジタル・インターネット
 実開催の会議と違い、Zoomを使ったミーティングでは参加者の反応が伝わりにくいという問題があります。
この問題の解決を一部手助けしてくれるのが「リアクション」機能です。ミーティング画面の右下にあるリアクションボタンをクリックすると写真の画面が現れます。左から「拍手」「賛成」「よろこび」「開いた口」「ハート」「ジャジャーン」で下に「手をあげる」ボタンがあります。 
手をあげるボタン以外は10秒程度で自動的に消えます。
 Zoomミーティングをスムーズに運営するためには「発言する人は挙手をして司会者のOKの後発言する」というルールを守ることが必要ですが、挙手は実際に手をあげるだけでなくアクションボタンで挙手する方法もあると最初に伝えておくと良いでしょう。
 ところでこの気持ちを表すアイコン。発祥元は日本の絵文字だと思います。
 ビジネス向けチャットを大々的に販売したSlack(今はセールスフォース傘下です)は、チャット画面に絵文字を挿入できるようにしました。
 テレワークなどでうれしいことがあった時あるいは少し気分が落ち込んだ時など絵文字で気分を上司や仲間に伝え、気分を共有することで仲間意識を確認し孤立化を防ぐうえで役に立っているようです。
 絵文字という優れた文化で世界のテレワークに貢献している日本ですから、「仕事中に絵文字を送るなんて遊んでちゃいけない」などと野暮なことをいう上司はいないと思いますが・・・・
 皆さんの周りにもいませんよね。
 「仕事は楽しく」が基本なのです。特にコロナで気持ちが滅入る時は、です。
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日経記事のキーワードを分析して講演の「つかみ」を作る

2021年05月02日 | うんちく・小ネタ
 今月下旬に行う講演の準備を進めています。ただ私にとって初めてのオンラインの講演なので聴き手の顔を見えず、すこし準備に手間取っています。
 聴き手の顔をが見えないということは、枕を振って話の進め方を決める訳にいかないということです。
 オンラインの聴き手の関心を早い段階で惹きつけるには、早い段階でインパクトのある話題から入る必要があるということです。
 この講演の聴き手は「相続争い対策や相続税対策等で飯を食っている」士業の方が多いのですが、「相続問題の主戦場は相続争いや相続税対策から終活に変わった」と最初に少しショッキングな話をいようと考えています。
 ショッキングというのは「終活」を飯のタネにするには、別のスキルや経験が必要だからです。
 最近の週刊誌の特集を見ると「在宅ひとり死のすすめ」など終活ものが多いですね。コロナウイルス対策で外出自粛が求められるので、週刊誌は行楽特集が組めず、おうち時間を使ってエンディングノートを書くなど終活に力を入れましょうとこの問題に力を入れているのでしょうね。
 ただし数字が好きな士業の方相手の話ですので、統計データをベースに話をした方が良いと思い、日経記事のキーワードの集計を行ってみました。
 方法は次のとおりです。
 「過去半年ほどの日経新聞(電子版)で『相続』『高齢者』をキーワードとして記事を集め、PDFに印刷する」「印刷したPDFを一つにまとめ、幾つかのキーワード毎に集計する」というものです。
 結果は次のとおりでした。
「相続」244件 「介護」106件 「終活」73件「遺産」40件「高齢者」36件「相続税」33件 「おひとり様」29件 「死後事務」20件「エンディングノート」19件・・・「争い」3件
 数年前は「相続争い」が「争族争い」と呼ばれるほど遺産を巡る相続人間の争いが話題になっていたのですが、今では「終活」に完全に主役の座を譲ったようですね。
 もっともこのことは「相続争い」が顕著に減少したということではないでしょう。むしろ相続争いが常態化してニュースバリューがなくなったと考えた方が良いかもしれません。あるいは殺人事件につながるような異常な相続争いはなくなり、争った相続人間の冷戦が長く続くというドラマ性に乏しい水面下の争いが常態化したのかもしれません。
 それはさておき、キーワードの頻出数を数えて話題を作るというのは面白いと感じました。これで聴き手の心をつかめるかどうかはやってみないと分かりませんが。
 そして一段落したら少しテキストマイニングの勉強をしてみようと考え始めています。
 コロナ禍は大変ですが逆手にとると色々なことを勉強する機会にもなると感じた次第です。
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