金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

すぐやるべき就活(3)~アルバムのデジタル化

2021年05月30日 | ライフプランニングファイル
 すぐやるかどうかは別としてやっておいて間違いがない終活の一つが「アルバムのデジタル化」です。
 私の家にもプリントしたアルバムが十数冊たまっています。娘たちの写真は独立した時に整理して渡そうと考えていたのですが、面倒だったのでそのままになっています。
 アルバムにたまっている写真をデジタル化して「家族全体のアルバム」とか「長女の思い出」とかタイトルをつけて整理すると良いと思っています。
 プリントされた写真を取り込むには専用スキャナーを使うとか業者に委託するなど色々な方法がありますが、一番手軽なのはスマートフォンのアプリを使って取り込む方法です。
 私はアンドロイド系を使っていますが、手ごろなアプリはグーグルが提供しているフォトスキャンです。
 下の写真は10年程前の夏白馬岳山頂の朝山稜を超える雲の流れを撮った写真をスキャナーで取り込んだものです。手振れはあると思いますが、鑑賞できるレベルだと思います。

まして家族のスナップ写真は楽しかった出来事を思い出すきっかけになれば良い訳ですから多少のブレを我慢すればフォトスキャンでデジタルアルバムを作ることは簡単です。
 紙のアルバムは本人が亡くなって暫くは置いておいて眺めることがあるかもしれませんが、やがてお荷物になってしまうような気がします。
 場所を取らずに説明情報が付いたデジタルアルバムを貰う方が家族は喜ぶでしょう。アルバムのデジタル化はやっておいて間違いのない終活だと私は考えています。
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すぐやるべき終活(2)番外編~家計簿アプリは中途半端?

2021年05月30日 | ライフプランニングファイル
 昨日ブログで「アカウント(口座)管理やさぶスクリプション(定期購入)管理はすぐやるべき終活だ」と書きました。
 私の口座管理はエクセルで行うことを前提にしていますが、読者の中にマネーフォワードやZaimなど家計簿管理アプリを使えば良いじゃないの?という意見があるかもしれません。実は数年前「インフレ時代の人生設計術」という本を書いた時はその中で「統合的な口座管理=アカウントアグリゲーション」を紹介しました。これは家計簿アプリなどに銀行口座や証券口座を登録し、自動的に残高や異動明細を調べて統合するサービスでアメリカで発達した仕組みです。アメリカでは資産運用等をアドバイスするファイナンシャルプランナーと顧客がアカウントアグリゲーションを使ってポートフォリオの全体像を見ながら資産配分等を決めていくことが多いのです。
 私も何回かZaimなどの家計簿アプリを使って統合的な口座管理を試みたのですが、現在は止めています。その理由は次のようなものです。
  • 家計簿アプリは総ての証券会社や資産運用会社と連携している訳ではないので、アプリだけで残高や異動を把握することができない。つまりカバーしている範囲が狭い(カバーの範囲はサービス業者で異なります)。
  • 連携している先ではしばしば本人確認のために追加認証を求められて煩わしい。
  • 確定申告のためには、別の方法(私の場合エバーノート)で証憑書類のコピーを取りながら入出金を管理しているので二度手間になる。
  • 電子マネーで購入した買い物やポイントを使った買い物が混在し、正確に仕分けしようと思うと煩わしい。
 家計簿アプリを使う目的は「無駄な出費を抑えて収入内で暮らす」規律を維持し、貯蓄を増やすことにあるのでしょうが、それは他の方法でも達成できます。たとえばサブスクリプション管理の中で使用頻度の少ない定期購入を止めるなどです。また口座管理の究極の目的は「取引金融機関を絞る」ことにあります。金融機関が2つ3つに絞ることができればアカウント連携は不要です。
 もっとも領収書を撮影したり、コピーを取ったりして記録に残す習慣は良いことだと思います。
 さて現時点では家計簿アプリの利用を止めていますが、もし将来マイナンバーの利用やキャッシュレス決済がもっと進み、総ての収入(国の年金や企業年金)と支出(税金・社会保険料・医療費を含めて)をパソコンやスマートフォンで簡単に可視化できる日が来れば再開したいと考えています。
 
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