金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

Zoomの社長も「Zoom会議に疲れた」と言っている

2021年05月05日 | デジタル・インターネット
 WSJにEven the CEO of Zoom says he has Zoom fatigue.という記事がでていた。コロナウイルス禍で在宅勤務が拡大しそのおかげで大きく業績を伸ばしたZoomの社長もZoom会議は疲れるよ、と言っているところが面白い。
 Zoomのエリック・ヤン社長は昨年連続して19のZoom会議があり疲れた、現在は連続的なZoom会議は予約しないようにしていると述べている。
 ヤン社長によるとコロナ騒動が収まった後、大部分の従業員は週2回の出社とそれ以外の日に在宅勤務を求められることになるだろうということだ。
 金融大手JPMorganのダイモンCEOは今月から従業員はオフィスに戻り始めるだろうと述べている。
 ダイモンCEOによると「リモートワークは新しいアイディアを生み出す点や企業文化を維持する点あるいは顧客に立ち向かう点で十分機能しない」ということだ。
 コロナワクチン接種普及で比較的早い時期にノーマルな生活環境に戻ると期待されている米国の企業社会ではこれからオフィスワークと在宅勤務の最適組み合わせを求める議論が活発化していくだろう。
 

 話は変わるが少し前に話題になった「スマホ脳」の中に「フェイスブックなどSNSに時間を使うほど幸福感は減り、実際に人と会う時間を使うほど幸福感が増す」という話がでていた。
 その一つの理由には脳内伝達物質セロトニンの影響があるらしい。セロトニンはリーダーシップを発揮する時大量に分泌され心のバランスを良くするらしい。
 Zoomの話とスマホ脳の話を組み合わせるとリーダーやボスにとっては出社してボスらしく振舞っている方がセロトニンが沢山分泌して気分が良くなるということも言えそうだ。
 中野信子さん辺りが解説すると面白いストーリーになるかもしれない・・・


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする