昨日(2月2日)米国株は4日連続で上昇した。ダウは0.6%、S&P500は0.9%、ナスダックは0.5%のアップ。相場を押し上げたのはグーグルの親会社アルファベットの好決算だった。同社の第4四半期売上高は前年同期比32%の増で利益は36%増となりアナリストの事前予想を上回った。
またアルファベットは株式の1対20の分割計画を発表した。同社株は現在1株2,960ドル(昨日終値)と高額になっているが、株式分割で1株150ドル程度になると個人投資家が買いやすくなる。また株価が下がることでダウの構成銘柄に組み入れられる可能性も出てくるとブルンバーグは書いていた。
昨日民間給与計算会社ADPは1月の民間部門の雇用が301千人減少したと発表した。これは株価にはマイナス要因だが相場はアルファベットの好決算で押し上げられた。
ここ数日の相場の注目点は連銀の利上げから企業決算に移っている。好決算を出したアルファベットなどは買われたが、アナリスト予想に届かなかったペイパルなどは売られた。嵐の1月の後、相場が少し落ち着いてきたように見える。
個人的には先月末近くに底値の打診買いで購入したナスダックETFに早くも利が乗ってきたのが明るいニュースだ。もっともウクライナやオミクロンなど不安材料を数えるときりがないのでヒヤヒヤものだが。