先月20日に確定申告で還付請求をおこなっていたところ本日税務署から振込入金がありました。還付に要した日数は昨年より若干減った気がしますが、まあ誤差の内でしょう。マイナンバーカード制度の利用で確定申告のチェック作業が合理化したとまではいえないでしょう。
ところで還付金詐欺など特殊詐欺と呼ばれる詐欺事件が後を絶ちませんね。
先日もコロナワクチンの集団接種会場に行った後、出口で警察の人が注意を喚起するビラを配っていました。
色々な注意喚起の方法があると思いますが、私は「自分で申請しない限り還付金は戻りません」「還付金の振込通知はかならず文書(電子メール)できます」という2点を強調するべきだと思います。
還付金詐欺の還付金とは主に「年間10万円以上の医療費で受けられる医療費控除」と「高額医療費制度による自己負担限度額を越えた医療費の払い戻し」をエサとして高齢者をおびき出すものだと思いますが、いずれも自分で申請しない限りお役所から返してくれることはありません。
余談になりますが、高額医療費制度についていうと数十万円になる場合もある手術代等の医療費を立て替えるのは資金負担が大きいですから事前に健康保険組合に限度額適用認定証の交付を申請して、それを医療機関の窓口に提示することで自己負担の範囲内の支払いに留める方法があり、利用している人も多いと思います。
これも健康保険組合に事前申請が必要です(なお所得区分により高齢受給者証と健康保険証の提示のみでOKの場合があります)。
申請や請求を行っても中々直ぐには戻ってこないのが還付金。
申請や請求をしていないお金が戻ることはない、と徹底しておきましょう。