アマゾンはタフな会社だ。コロナウイルス感染拡大を商機にビジネスを続けている。
昨日(2月8日)アマゾンはこれまで試験的に運営してきたAmazon Careというオンデマンド医療サービスを拡大し、今年後半にはニューヨークなど全米20都市でサービスを提供する予定で幾つかの企業とサービス契約を結び始めている。
オンラインによる医療サービスにはTeladocなど先行企業がいるし、保険会社の中にも力を入れいてるところがある。
オンライン医療サービスが伸びる背景にはアメリカの健康保険事情があることは頭に入れておく必要がある。公的な健康保険が充実していないアメリカでは企業が保険会社と契約して従業員の医療費負担をカバーしているケースが多い。医療費の圧縮は企業にとって重要な課題なので、保険会社などのオンライン医療サービスを従業員に利用させる訳だ。
パンデミックに伴ってオンライン医療サービスは拡大している。またアマゾンのサービスは追加費用を払うことで看護師が自宅にきて、検査や予防接種を行う対面ケアサービスも含んでいる。
コロナウイルスはアメリカのオンライン診療を拡大し、アマゾンはそのトレンドを利用してビジネスを拡大する。
感染拡大で一部でパンクする危険性もでている日本の医療制度。
アマゾンのニュースは参考になるところがあるだろう。