WSJを流し読みしていると、米国スポーツウエアメーカー・アンダーアーマーのCEOが「これからは会社の経費で接待のためにストリップクラブ行っちゃダメ」とメールで社員に指示をだしたという記事を目にした。
CEOのプランク氏がこのメールを出したのは、今年の初めというからニュース性に乏しいと思うのだが、MeToo(セクハラ告発)運動の高まりがスポーツウエアメーカーに再びスポットを当てたのかもしれない。
記事によるとアンダーアーマーにはかなりセクハラと疑われかねないことがあったようだ。例えば幹部社員と部下の女性との不適切な関係や顧客接待に会社の女性を外見の魅力で選んでホステス役をさせた等々。
関係のない会社(私はアンダーアーマーの商品を買ったことがない)なので、深く詮索するつもりはないが、セクハラや人種差別に厳しいと思っていた米国でも実際は相当なセクハラ問題があると改めて実感した次第。だからこそMeToo運動が高まっているのだろうが。
ところで顧客をストリップクラブで接待した場合、社交費として税法上損金扱いになるのか?
記事はその点には言及していないし、私も米国の税法に詳しくないのでその点はわからない。
ただし日本の税法の観点からは「キャパクラに行っても、仕事の話をしていれば経費で落とせる」とある税理士が述べていた。
もっとも「ある税理士」の話なので、保証はできません。実際に経費で落とされる前に顧問税理士さんにご確認ください。
なおアンダーアーマーでは女性の上級社員が「会社のお金を風俗営業に使うのは我慢できない」といってやめたそうですから、この問題が経費の損金算入可否以前の問題であることは間違いありませんが。
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