私の密かな楽しみの中に江戸東京散歩というものがある。つまり江戸の切り絵図と現代の地図を対比した地図を見ながら、東京都内を散策するというものだ。私は人文社の「江戸東京散歩」という左頁に切り絵、右頁に現代の地図が並んだ地図帳を使っているが、散歩の時は重たいので適宜コピーしてポケットに入れて歩いている。
今日のお目当て浜離宮公園は何度も足を運んだところだが、菜の花と汐留の高層ビルの対比を写真に撮りたくてぷらりと寄ってみた。
浜離宮公園は手元の江戸切り絵図では「濱御殿」となっている。寛永の頃までは将軍の鷹狩の場だったが、承応3年(1654年)甲府宰相綱重の庭園となりその後世継の家宣が現在に残る景観を作り上げたものだ。こちらが公園の公式サイトhttp://www.tokyo-park.or.jp/kouen/park.cgi?id=53 入場料は大人300円、65歳以上は150円。
30万本の菜の花の向こうにそびえる汐留の高層ビル群と江戸の薫りを残す名庭園の対比が中々面白い。この時期の都内散策スポットの一つだろう。