金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

厳冬の美ヶ原を歩く

2017年01月23日 | 

週末(1月21日―22日)美ヶ原を歩きました。

21日総勢12名は10時30分にJR下諏訪駅に集合。美ヶ原高原ホテル山本小屋の迎えの車で山本小屋まで登りました。標高2千mの小屋は山小屋と旅館の中間的なサービスが期待できる良い施設です。

11時35分頃小屋に到着して、昼食の後、クロカンスキー・スノーシューを借りる人は借りて午後1時に王ケ頭に向けて出発。

時々青空が顔をみせますが基本的には曇り。体感温度はまいなす10度位。雪は3年前に較べると少し少ないようです。

14時25分 最高点王ケ頭(2034m)到着。最後に少し登りがありますが、全体としては山本小屋との標高差は数十メートルでしょう。

ホテルの休憩室で20分ほど休んで山本小屋に戻りました。

夜星が見えたので、三脚をもって星空撮影を行いました。

ただし不慣れと寒さのため、露出不十分な写真(失敗作)となってしまいました。

翌朝太陽が昇る少し前に小屋の前にでてみました。南西の風が強く吹き、所々に地吹雪が見えました。

朝食を終えて、8時に茶臼山往復にでかけました。しかし風がきつく地吹雪気味になったので1時間ほど歩いて撤退しました。

小屋に戻って温泉で冷えた体を温めお昼ごはんを頂いて、13時に宿の車で送ってもらい、14時8分のあずさで帰京しました。

楽な冬山でしたが、おじさんの冬山はこんなもので良いでしょう。

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トランプが吠えてもドル高は続く

2017年01月20日 | 投資

今週米国の次期大統領トランプが「ドルは高過ぎる」とWSJのインタビューで発言したことから、ドルは一時急落した。

私は口先介入には限界があると、ブログで述べたがその後ドルは値を戻している。

昨日ムニューチン米財務長官候補は承認公聴会で、長期的にドル高を維持することが重要だという見解を示し、トランプ氏の発言は短期的な影響について語ったものだという認識をしめした。

新大統領と新財務長官の意見の食い違いを示す発言ともとれるが、いずれにせよ為替相場を動かすのは政治家ではなく、経済のファンダメンタルだ。

一昨日米労働省が発表した昨年12月の消費者物価指数は前月比0.3%上昇した。また前年同月比では2.1%上昇した。これは過去2年半で最大の伸びだ。

インフレ率2%は連銀のターゲット(もっとも連銀は商務省が発表する個人消費支出指数をベンチマークにしていると言われているが)。

また雇用市場では先週の新規失業保険申請数が234千人と過去40年間で最低レベルまで低下した。

既に失業率は連銀がターゲットとする4.8%を切る4.7%まで低下している。連銀のイエレン議長は「経済が連銀の目標とするレベルにつれて、金融政策のサポートを緩やかに減らすのは意味のあることだ」と述べている。

金融政策の転換が経済全般に影響を及ぼすには時間がかかるので、政策転換が遅れると必要以上のインフレや金融市場の混乱を招く可能性があるからだ。

つまり連銀は今後数回の利上げを視野に入れており、ドルと他の通貨の金利差は拡大することは間違いない。

トランプが吠えてもドル高は続くのである。

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トランプの口先介入、効果は?

2017年01月18日 | 投資

昨日(1月17日)トランプ次期大統領が、WSJのインタビューで「ドルは強すぎる」と発言し、与党共和党が提案する「国境税(Border Tax)が複雑すぎる」と否定したことから、ドルは通貨バスケットに対し1%下落し、過去1ヶ月で最安値を記録した。

大統領選挙後ドルは通貨バスケットに対し、過去14年で最高値を付けていたが、半値戻しの状態だ。

トランプ氏の発言は、直接的には人民元安を批判したものだが、過去に米国大統領がドルの為替レベルに言及したことはないので、極めて異例の口先介入だといえる。

大統領選挙後の投機家のポジションは、新大統領の景気刺激策や減税策が米国の金利高(=債券安)、ドル高、金利高を好感する銀行株高などに賭けるものだったが、トランプ発言はこの流れに水を差すものだった。

昨日は銀行株が売りたたかれた。金融危機以降で最高の四半期決算の数字を発表したにも拘わらず、モルガンスタンレーの株価は3.8%下落。S&P500の金融セクターは2.3%下落した。

トランプ氏の主張は「ドルが強すぎるので、米国企業は国際市場で競争力を失っている。クリントン元大統領時代に始まったドル高政策に終止符を打つ」というものだが、資本市場の旗手である米国大統領の口先介入ってあり?と首をひねりたくなる。

もっともドルや金融株のラリーのペースが速すぎたので、売り場を探していた投機家が絶好のタイミングと捉えたのかもしれないが。

CNBCはRBCキャピタルマーケットの米国市場チーフストラテジストColub氏の「通貨の価値を動かすのは、市場であり、政治家ではない」「米ドル高を支えているのは相対的に高い金利と米国の経済成長だ」と述べている。

口先介入は長続きしないというのが、為替相場の通則だが、トランプ新大統領の発言が具体策を伴うものかどうかは、今週金曜日の大統領就任演説待ちだ。

ひょっとするとドルが下がった局面は絶好の買い場だったということで終わるかもしれないが、断言はできないので私はここは様子見である。

確かなことはただ一つ。新米国大統領が市場のかく乱要因だということが一層はっきりしたことだ。もっともしばらくするとオオカミ少年に過ぎなかったということで終わるかもしれないが・・・

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スマホ料金を少し安くしました

2017年01月17日 | デジタル・インターネット
ドコモの2年契約の期日案内メールが来たのでドコモショップに行ってこれを機会に安くする手続きをしました。安くした、と言っても普通のスマホのままですからしれたものです。夫婦二人で月2~3千円程度でしょうか?
格安スマホにした!などというとインパクトのあるエントリーですが、大した話ではありません。
新しく安くした契約は、シェアパック5で月のデータ利用量を夫婦で5ギガにするというものです。ワイフはほとんどデータ通信を利用しませんので、これで十分です。
ドコモショップの店員さんは、親切に対応してくれましたので、20分程度で済みましたが、一人でワイフの契約変更までやるとすれば大変だったと思います。あるいは中途でgive upしたかも?
格安スマホに変えるのは、手続きが面倒そうで腰が引けています。私のようなスマホ素人がいるから、ドコモは儲かり、それなりのサービスを提供してくれると思うと複雑な気持ちになりますね。
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冬の大岳山を歩く

2017年01月16日 | 

昨日(1月15日)奥多摩の大岳山(1,265m)に登ってきました。大岳山は高い山ではありませんが、ドーム型の山頂のため、非常に見つけやすい山です。江戸時代江戸湾を航行する船は大岳山と丹沢の大山を目印にしたと言われています。

マイカーで行くか電車を使うかちょっと迷ったのですが、乗り換え時間が煩わしいのでマイカーを使うことにしました。帰りに一杯飲めないのは残念ですが。

朝7時50分自宅を出発。新青梅街道で東村山あたりまで来ると大岳山が正面に見えました。奥多摩の山肌には雪がついていて楽しみです。自宅から38kmの道をちょうど1時間で走り7時50分頃御岳山ケーブルの下の駅滝本の駐車場到着。

早速登山靴に履き替えて出発準備。それは良いのですが、ここの駐車料金の高いのにはびっくり。1時間350円(ただし1日の頭打ち1,400円)です。2時半頃下山してくるときっちり1,400円取られました!

9時15分のケーブルカーに乗って登山開始。綾広の滝の上部で沢を横断してしばらくするとかなり雪がべったり続いているのでアイゼンを着けました(標高1,000m位)。アイゼンを着けずに歩いている人もいますが、せっかく持ってきたので着けることにしました。大岳山の登山道は岩混じりでちょっとした岩稜歩きの練習になります。

11時40分頃大岳山山頂到着。

 

富士山は雪雲の中ですが、御前山など奥多摩の山はよく見えました。

この日はアクションカメラの山デビュー日です。帽子の縁にクリップでカメラを取り付けて時々動画を乗りながら歩きました。

活躍したのはThermos社の魔法瓶です。本格登山仕様で高いのですが、保温効果は抜群です。スーパーなどで売っているフェイクものだと2,3時間で冷たくなるのですが、夕方まで暖かい紅茶を飲むことができました。

御前山が堂々としています。気温は推定マイナス3,4度ですが風がないので暖かく感じました。

12時に下山開始。途中でインスタントそばを食べてゆっくり休憩しながら13時50分ケーブル上の駅に到着。

スカイツリーから筑波山まで見通すことができる空気が澄んだ日でした。こうして今年初めの山登りは大満足の内に終了しました。

 

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