最高気温 24.2℃(隣町アメダス)。気温が上がるとともに、西の空に黒い積乱雲が広がっていましたが、ここらあたりでは降らずにすみました。
今日から5月。トマトもスイカもどんどん育つはず。虫害や病気も出てきます。
トマトといえば、この記事に目を引かれました。
虫害を受けたトマトは匂いを発して、周囲のトマトが虫対策をする助けをしているというんですね。半年前に読んだダニエル・チャモヴィッツ『植物はそこまで知っている』(河出書房新社)に書かれていたことの延長のような話。
草刈りの時の匂いがそうだといいますが、トマトの脇芽をかいても特有の匂いがします。あの時も警戒するよう、周囲に知らせているんだろうなぁ。
今日の野草はトキワハゼ。「ハゼ」は「爆ぜる」から来ているとか。種が弾けるのでしょうね。
ムラサキサギゴケと同じくハエドクソウ科の1年草。
花はよく似ています。こちらの方が白っぽくて、やや横に広がっている感じかな。ムラサキサギゴケよりも日当たりの良い空き地に生えていることが多いように思います。
こういう唇のような形の花(唇形花)は、昆虫に花粉をつけるために進化したもの。
突き出した舌のような部分には「この奥に蜜がありますよ」という鮮やかなサインがあって目につきやすく、また、虫がとまりやすくなっています。とまった虫はゴソゴソと口の中に這いこんで奥の蜜を探る。その時、上唇の内側にそって伸びているオシベの花粉が、虫の体にまぶされる仕組みです。
トキワハゼの花はその典型。