昨夜遅くからの雨が夕方近くまで降り続きました。
乾燥した晴天が1週間ばかり続いていたので、地面は干上がっていました。けっこうなお湿り。
朝、水遣りをしないで済むのも大助かりでした。
ただ、雨の日はせっかくスイカの花が咲いても受粉がうまくゆきません。ま、しょうがないか。
今日の雑草はクサノオウ。ケシ科の2年草。
漢字での表記は「草の黄」とも「瘡の王」とも。
「草の黄」は、茎や葉を切断すると黄色い乳液が出ることから。「瘡の王」は薬草として湿疹や水虫など皮膚病に効くところから。
でも、「草の王」が断然カッコイイ。「薬草の王様」ということのようです。とはいえ、全体に毒があるので取扱いには要注意。服用は避けましょう。
背が高い草で、30~80センチぐらいあります。
ケシ科なので花弁は4枚。
ナガミヒナゲシの記事でも書きましたが、メシベに花柱がなく、子房の先に柱頭がくっついてます。まだ花びらがきれいなうちから、子房は果実に変化している。中の種にはアリか好むゼリー状の物質(種枕)が付着していて、種はアリに運ばれて移動する作戦をとっているのです。
受粉も、種の拡散も虫頼み。さすが草の王さまというべきか。