台風11号の影響で、時折り風雨が強い一日。ほとんど外に出ず、座業に徹しました。
田舎に帰った時、従兄に郷土史関係の原稿を頼まれたので、その準備。
私が生まれ育ったのは高知県高岡郡佐川町上郷というところなのですが、その「上郷」について何か書けということです。
記憶を頼りに昔のことを綴るしかないのですが、少しは薀蓄も入れたい。
ということで、「上郷」という地名にも少しは触れたいと考えました。
ところが、これが大変。いつ誰が用いだした地名なのか不明なのです。
ずっと昔からの名前なら、とにかくそういうことだ、といえるのですが、そうでもない。町の歴史などから読み解くと、昔は「内原」と呼ばれていたらしい。おそらく戦国時代から江戸時代まではそう。それが、いつの間にか「上郷」になってしまい、私が育った頃は、「内原」などといっても何のことだかわからかったと思います。
なぜ、そんなことになったのか? 手がかりを探しているうちに、日が暮れてしまいました。難問だ。