朝はサッカー女子ワールドカップ準決勝「アメリカ vs ドイツ」を観戦。
立ち上がりはドイツが優勢。アメリカもすぐに調子をとりもどし、前半終了時では互いに無得点。勝負がどちらに転ぶかわからない試合となりました。
もし、ドイツがPKを決めていたら……。アメリカがPKを獲得したファールがペナルティエリアの外で、フリーキックだったら……。いくつか勝負の分かれ目はあったように思いますが、結果は2-0でアメリカ。流れをつかむのが大事だと感じる試合でした。
夕食後の演芸タイムは柳家金語楼の落語「身投げ屋」。〈席亭・立川談志のゆめの寄席〉というCDシリーズに入っている音源です。
金語楼師匠といえば、あの丸顔とつるつる頭、表情豊かなお顔がすぐ思い浮かびます。NHKテレビの番組「ジェスチャー」で毎週のように見ていたのが大きいのでしょう。表現力が凄く、家人とも話したことですが、炭火であぶられ、網の上で焼けてゆくスルメの演技など絶品でした。
テレビ放送以前には、ラジオで高座を聴いていたと思います。「兵隊落語」で、点呼を受け、「ヤマシタケッタローであります!」と大声で答えていたところが特に印象的。
今日、聴いた「身投げ屋」は自作の新作落語。カネがなくて困った男が友人のアドバイスを受け、川に身投げするふりをして、通りかかった人にカネを恵んでもらおうとする。男は商売のつもりなので、助けてくれる人からどれだけ取れるか見極めようとするところが可笑しい。ただ、サゲは予想がついてしまって、今ひとつに感じられました。
容姿といい、表情といい、仕草といい、声といい、話しっぷりといい、すべてこれお笑いの塊という芸人さんでした。マクラで、若いお母さんが近寄ってきて、抱いている赤ちゃんに「この人、可笑しいでしょう?」と話しかけたりするという体験を話してました。さもありなんと思います。本人は迷惑だったそうですが。