運転免許証の更新。5年間有効の金色のIC免許を手に入れました。生きている間にあと何回、書き換えることになるやら。
……たぶん2回か3回。
……たぶん2回か3回。
今日のステレオグラムはニワゼキショウ。アヤメ科の多年草。北アメリカ原産で、日本には明治中期に渡来したそうです。
名前の由来は、葉っぱがセキショウに似ていることから。
セキショウは沢などに生える、小型のショウブのような植物。花は似ても似つきません。
ニワゼキショウは生家の庭にもあったので、なじみが深い。1人遊びの友だちとして愛着のあった花です。
この写真は、風で揺れていたせいもあり、あまり良くありません。申し訳ない。
白か紫色の花びらに濃い紫の筋が見え、中心部は黄色。花の中に3つのオシベが覗いているのが可愛いですね。
左端や中央下に丸い飴玉のような実が見えます。乾燥すると皮は3つに裂けて、中の種子を撒き散らす。
こういう果実を「蒴花(さくか)」と呼ぶそうです。スミレやユリなどもそうですね。
キンポウゲ科のヒキノカサではないかと思うのですが、まったく自信がありません。水辺の草原に群れて咲いていました。高さ15センチぐらい。
キツネノボタンやウマノアシガタの仲間であることは間違いないと思うのですが……。
キツネノボタンやウマノアシガタの仲間であることは間違いないと思うのですが……。
ヒキノカサということで話を進めますが、名前の意味は「カエルの傘」。「ヒキ」は必ずしもガマガエルだけではなく、カエル全般を指すのでしょう。少なくとも、私が育った高知ではそうでした。
カエルの傘といえば、「鳥獣戯画絵巻」にカエルが丸い草の葉を傘にしているところがあったように思います。あれよりはこの花がずっと洒落ていますね。パラソルといったところでしょうか。
小さなカエルがこの花を傘にしているところを想像すると、実に微笑ましい。良い名前をつけたものです。
ああ、こうやって写真を眺めているだけで匂いが漂ってきそうです。スイカズラ。
漢字では「吸蔓」という表記もありますが、「忍冬」の方が好き。冬には葉を丸めて寒さに耐えているように見えることから、こう書いて「ニンドウ」と呼ぶそうです。
漢字では「吸蔓」という表記もありますが、「忍冬」の方が好き。冬には葉を丸めて寒さに耐えているように見えることから、こう書いて「ニンドウ」と呼ぶそうです。
白い花弁に、メシベの柱頭は緑色で、オシベはクリーム色。この色の取り合わせが素晴らしい。見事な配色だと思います。
古くなった花弁は黄色く変色し、白と黄色の花が混在するように見えることから、キンギンカ(金銀花)という呼び名も。
花を食べることもできるそうです。お酢を垂らした熱湯でゆがき、和え物やおひたしにするとか。
蕪村の句に――
- 蚊の声す忍冬の花の散るたびに