惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

白菜

2012-10-25 21:15:46 | 園芸
Hakusai1210 ベランダで白菜を育てています。
 ご覧のように径25センチほどの鉢に植えて4株。最初のうちはダンゴムシに齧られたりしましたが、夜毎、退治した甲斐があり、今は順調に生育しているみたい。

 しかし、初めての挑戦なので色々と不安もあります。
 肥料の与え方が難しそう。元肥はきちんと効いているか、どうか。追肥はどうやれば良いのか。
 水遣りもどうしたものか。素焼きの鉢なので、とにかく乾かさないように毎日たっぷり与えるようにしているのですが、もしかしたらやり過ぎかも。

 鉢植えにして、株間を自由に調整できるのは良いのですが、葉っぱが広がってくると土に蓋をする格好になり、水遣りは面倒です。いちいち葉を持ち上げて、その下に流し込まなくてはならないのです。

 これで種まきから6週間。来月末ぐらいには収穫できるようになるはずなのですが、まだまだこれからどうなることやら。
 不安だけど、楽しみな毎日ではあります。


柏葉白熊

2012-10-24 20:50:12 | 草花
 「白熊」と書いて「はぐま」と読ませることがあるのを、初めて知りました。
 「白熊(はぐま)」はヤク(チベット野牛)の尾の白い毛のこと。仏具の払子(ほっす)に使ったりするそうです。漢字は当て字。

Kashiwabahaguma1210 カシワバハグマはキク科コウヤボウキ属の多年草。名前の由来は、葉がカシワに似ていて、花がハグマのようだから。

 奇妙な花です。筒状花が集まっているのですが、筒状花は開くと花びらが深く5つに裂けてリボンのようになり、くるくると巻いてしまいます。ツンと伸びた筆のようなのは5本のオシベがくっついて筒状になったもので、先端からメシベが突き出しています(黄色がかった部分)。
 ぱっと見ると、グジャグジャに紐を丸めたような感じ。もつれて面倒な状態になっているのでは、と思ってしまいます。実にユニーク。

 10日ほど前、大戸緑地で撮影しました。あまりたくさんは生えていないようです。


金木犀

2012-10-23 20:25:03 | 園芸
 昨夜遅くから降り始めた雨が日中も断続的に降りつづき、夜になってもやみません。
 朝には蒸し暑いような感じだった空気が、午後からは冷え込んできて、前線の通過を思わせました。

Kinmokusei1210 10日ほど前から匂っていた我が家近辺のキンモクセイにとって、この雨は花散らしとなったようで、今朝はあちこちで黄金色の小さな花が地面に散り敷いているのが見られました。

 これは近所のTさん宅の前のアスファルト道に散ったキンモクセイの花。
 よく見ると、4つに分かれた花びらの中に2本、オシベが立っています。雌花はメシベが1本だそうで、雌雄異株のキンモクセイは、日本ではすべて雄花ばかり。

 雌花も同じように匂うのでしょうか。原産地である中国の植物園へでも行けば、確認できるのでしょうか。


溝蕎麦

2012-10-22 20:18:45 | 草花
 ごく薄い雲がかかって、陽射しがほどよく和らいでくれた秋日和。
 午後、いつもより早めに部活の時間をとり、町田市の小野路城址を訪れました。

 尾根幹道から少し上がったところにある一本杉公園までバイクで。そこから山道をポッカールで下り、小野路の宿へ。狭かった小野路の道は改良工事が進み、ごく一部を除いて歩きやすくなりました。

 道路を横切り、南側の山道へ。登りきったところには牧場があり、牛たちがくつろいでいます。
 その横を通って、また道を下り、万松寺へ。その奥、山ふところの谷戸は稲刈りが終わって、すっかり秋景色。池や畦道の脇にはミゾソバがたくさん花をつけていました。

Mizosoba1210 ミゾソバはタデ科タデ属の一年草。米粒大の可憐な花がいくつも群れてつきます。
 そろそろ花も終わる時期で、ほとんどが口をつぼめていましたが、この枝はまだ花びらを開いていてくれました。とても可愛い。

 ミゾソバを愛でた後は谷戸をさらに進んでまた山道を登り、城址まで。
 休日にはハイキングの人がかなりの数、訪れるのでしょうが、週明けの今日は途中、誰とも出会わずに1時間ほど、ウオーキングとポッカールを楽しみました。


黄花秋桐

2012-10-21 20:44:44 | 草花
 競馬の菊花賞は皐月賞を制したゴールドシップが勝って2冠。
 去年の3冠馬と同じく、父はステイゴールド。このところのステイゴールド産駒の活躍は凄い。長距離に強いのだそうです。
 2着にはスカイディグニティが入って、5枚買っていた馬券のひとつが当たり。馬連で960円の配当がつきました。うれしい。

Kibanaakigiri1210 今日の花はキバナアキギリ。シソ科アキギリ属の多年草。別名コトジソウ(琴柱草)。

 アキギリという名の由来は、秋に桐に似た花をつけることから。桐の花は初夏に薄紫の花をつけますね。
 キバナのつかない、ただのアキギリもあるらしいのですが、あまり図鑑にも載っていません。本州の北の方に生えるとか。珍しいのでしょうか。

 唇形の花の上唇部分が大きく伸びています。先端から蛇の舌のようにつきでているのはメシベ。
 花の中に見える紫色の部分がオシベですが、ただしこのオシベは退化していて、本来の役割を果たさないそうです。虫がとまって、ここを押すと、上唇の中に隠れている完全なオシベが下がってきて、虫の背中に花粉をつけるのだとか。花粉は紫色ではなく、黄色をしています。
 紫色のオシベは虫を惹きつける囮なんですね。
 そういえば、ツユクサのオシベも目立つのには花粉が出来ないのでした。本来の花粉づくりの役目と、虫を呼ぶために派手な色になるのと、分業が進んでいるというべきでしょうか。

 何日か前に野川公園の自然観察園で撮影しました。