惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

虹二重

2014-07-11 20:46:41 | 日記・エッセイ・コラム

 台風8号が通り過ぎた後、夜明け後しばらくはまだ不穏な雲が残っていましたが、日中はよく晴れて最高気温 34.0℃(隣町アメダス)。

 昨日に続いて、夕方は市民プールへ。
 泳いでいると水面にパシャパシャと水滴が落ちてきました。空はそんなに暗くないのに、かなりのにわか雨。
 気温が急に下がったので、温かい水中にできるだけ身を浸して泳ぎました。

 目のすぐ前で撥ねる雨粒を見るのも楽しい。小さな水柱が立ち、先端が丸く膨らんでいるのがわかります。そんな水柱があたり一面にニョキニョキニョキ。掻き分け、蹴散らししながら、泳ぎました。
 ただね、雨が降っていると背泳はやりにくい。顔を雨粒が直撃しますからねえ。

 泳いでいるうちにやむだろうと思っていたのに、意外と長引くので、いい加減なところで切り上げました。今日は800メートル(うち100は水中ウオーキング)。

 帰宅して、西日が射し、水着を干そうと2階のベランダへ出ると、我が家では降ってないのに、2軒となりの家の屋根にはまだざんざか雨が落ちています。極端な降り方でした。

Rainbow1407a  で、東の空には虹が。

 ちょっと家を出て、野川のほとりで写真を撮ってみました。くっきりした虹の左側に、もう1本、うっすらとした虹が立っています。
 二重の虹だったんですね。良いものを見ました。

 ツイッターを覗くと、あちこちで同じ時間帯に虹を見ている人がいたみたい。こんな体験の共有もうれしいですね。
 


市民プール

2014-07-10 20:47:12 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日のブログ、一時、大変お見苦しいことになっていました。ごめんなさい。
 サーバーが不調だったんじゃないかと思います。書き込んでもどうしてもアップロードできなくて、何回かやり直していたら、後刻、同じ記事がなんと7回も掲載されるというお粗末。今日はうまくゆくと良いのですが。

 九州を横断し、四国沖を東進して、夕方、紀伊半島に再上陸した台風8号。明朝には当地を襲うらしい。

 今朝からすでに怪しい風が吹き、時折り、横殴りの雨も降っています。
 午前中に台風に備えて、家の外回りのヤバそうなものを片付けました。

 まず、スイカの雨除け用のビニールシートをぐるぐると巻きあげました。2階ベランダからスダレの要領で垂らしてあったのです。メロンの「雨傘」も撤去。雨に濡れると病気が心配ですが、非常事態だからしょうがありません。
 鉢ものも配置を替え、固定できるものは固定して、なるべく倒れないように。風で煽られそうな庭木の枝も剪定しました。それでも今夜は心配しそう。

 我が街の市民プールが今日からオープンなので、強い風の中を、夕方、出かけました。
 毎年、顔を合わせるお年寄り仲間がいるのですが、今日は見かけず(帰途、街中でその中の1人と出会い話をしたところ「手術をしたから、もっと後で」と言ってました)。中学生以上が利用できる50メートルプールで泳ぐのは、最初、2人。私が上がる頃には少し増えて、4人。これで8コースを占有できるのですから、実にゆったり。7往復しました(うち50メートルは水中ウオーキング)。

 市民プールへ通いだすと、「夏が来た」という気がします。9月10日まで。今年はどれだけ泳げるかな。


小形雀蜂

2014-07-09 21:39:31 | 動物

 朝のサッカーW杯、対ドイツ戦でブラジルが大敗。ショックはずっと尾を引き、気がつくと選手や監督、さらにはブラジル国民のことを考えていたりしました。
 ひとつ歯車が狂うと――というか、この場合は歯車が抜け落ちたというべきか――サッカーは大変なことになるんですね。

 考えてみると11人が全体でひとつの有機体を形成するわけで、有力な成員が欠けると、神経や手足といった器官を失った肉体のようなものになってしまうのでしょう。
 対戦相手のドイツが、そのあたりの繋がりが並はずれて見事なだけに、あれだけの大差がついてしまったのでしょうね。

 とはいえ、ドイツもこのような試合をしてしまうと、かえって調子がおかしくなってしまうかもしれません。両チームとも次の試合は最善を尽くせますように。

 お昼前、ヤブガラシ(別名:ビンホウカズラ)の花を見ようと近所の空き地に出かけました。
 つぼみはたくさんつくのだけれど、開花するのが少なく、しかも花弁やオシベが午前中には落ちてしまうので、なかなかきれいな花が見られないんですよね。

 今日もこれといった花は見つからず。どの花も花弁とオシベを失い、メシベだけが残っている状態でした。

Suzumebachi1407_4  でも、そこに立派なスズメバチが来ているのを見ることができました。

 大きさや模様などからして、コガタスズメバチでしょうか。
 メシベの突き出る台になっている「花盤」と呼ばれる部分がオレンジ色で目立ちますが、ここに蜜が滲んでいるのでしょうね。次から次へと飛び移っては、さかんに舐めていました。

 色模様といい、迫力ある形相といい、まさに威風堂々。昆虫界の覇者らしい貫禄があります。


悪茄子

2014-07-08 21:39:41 | 草花

 久しぶりに晴れました。
 が、ここ数日の雨に濡れたメロンの葉っぱにウドン粉病が発生!
 白い粉が、症状の軽い葉には転々と、重い葉には一面びっしりと、こびりついています。カビの一種。胞子が雨粒についているのでしょうね。
 植物によって抵抗力が違うようで、メロンやエンドウ豆などは弱いようです。
 とりあえず、薬剤で消毒しましたが、無事のりきれるかどうか。

 最高気温は 31.7℃ まで上がりました(隣町アメダス)。
 散歩の代わりに、越境して武蔵野市営プールの屋外プールへ。
 水が冷たい! 体はすっかり冷えました。

 ここのプールは前に書いたように、飛び込みスタートのできるレーンがあります。今日も何度か楽しみました(中には飛び込みばかりを繰り返す人もいたりして)。
 久しぶりの飛び込みで驚くのは、入水時の音の大きさ。
 「ダッバーン!!!」と激しい音が体全体を包み込む感じで、一瞬、他の何も意識できなくなります。子どもの頃、飛び込みを繰り返していた時も同じだったはずなのに、すっかり記憶から抜け落ちていました。
 水面に体がぶつかる衝撃と、この音とが一緒になって、別次元に突入する体験ができるのです。素晴らしい。

Warunasubi1407  今日の雑草はワルナスビ。ナス科の多年草。

 どこにでもはびこり、地下茎から芽を出すので根絶が困難。葉や茎に粗い毛が生えていて、しかもトゲまである。ということで、手におえないナス(の仲間)という名前なのです(牧野富太郎博士による命名)。
 英名は horsenettle。「馬イラクサ」とでもいうのでしょうか。
 学名は Solanum carolinense。
 Solanum はナス科ナス属のことで、carolinense は「キャロライナの」ではないかと。北米キャロライナ地方の原産だと思われます。

 やたら嫌われている感じですが、薄紫の色はきれいと思えば、きれい。バナナを突き刺したようなオシベも特徴があります。


大犬蓼?

2014-07-07 21:20:56 | 草花

 七夕。せっかくの星祭なのに、お天気は良くありません。
 子どもの頃、短冊を吊るした笹は、翌朝、近くの川に流したんじゃなかったかなあ。今ではそんなこと、許されませんが、昔はなんでも川に流して処分していたようなところがありました。いずれは川底に沈むか、海にまで流れて、腐って消えていたんでしょうね。

 散歩の時、庭先で育てている植物を見るのも楽しみです。
 最近は緑のカーテンを作るお宅も増え、朝顔やゴーヤがよく植えられています。
 我が家のゴーヤも花を咲かせ始めましたが、今のところ雄花ばかり。雌花はもっと先になってからつくようですが、本当にそうなのか。ご近所のゴーヤで確認して、どこも雄花のようでホッと安心したり。

Ooinutade1407 今日の雑草はたぶんオオイヌタデ。タデ科の1年草。
 ただのイヌタデは「赤まんま」と呼ばれるように、もっと赤いつぼみだと思います。白っぽいつぼみと花ばかりなので、オオイヌタデではないかと。

 タデの仲間のヤナギタデは葉や茎に特有の辛味があり、芽生えて間もないもの(スプラウトですね)を刺身のつまにします。
 こんな辛いものを好む虫もいるということで「蓼食う虫も好き好き」ということわざになっていますが、この「蓼食う虫」とは何なのでしょう?

 どんな草にもたいがい虫はつきますから、特にタデをいわなくても良さそうにも思います。もしかして、人間が食べる草の中でも特に苦いものがタデだったので、こう言ったのでは?
 そうすると「蓼食う虫」とはヒトのことになるのかもしれません。

 なお、手元にある『ことわざ 悪魔の辞典』(別役実著、ちくま文庫)には、「たでくうむし」は「田で食事をする虫」のことで、すなわちイナゴである、と断じています。
 論理の回路は異常ですが、イナゴが「蓼食う虫」でないとは限らない。みごとな断定だと思います(笑)。