金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

ホールインワンの確率学

2008年04月20日 | ゴルフ

ホールインワンを出したところで、素人ゴルファーがホールインワンを出す確率をもう少し数学的に考えることにした。前提は次のとおりだ。ホールインワンが出る確率は2500ラウンドに1回とする。この時ラウンド数とホールインワンを達成する確率を見るにはポアソン分布を使うのが便利だ。

ポアソン確率の定義は省略するが、あらましの計算結果を示すと次のとおりだ。

1,000ラウンドして一度もホールインワンが出ない確率は0.67だ。つまり1,000ラウンドすると約0.33の確率でホールインワンを1回以上達成する。ホールインワンが出る確率は2500ラウンドに1回だが、2,500ラウンド回れば必ずホールインワンが1回でるわけではない。2500回ラウンドをしてホールインワンが1回も出ない確率は0.37と計算される。

1回だけラウンドしてホールインワンが出る可能性は0.0004つまり1/2500だ。100ラウンドしてホールインワンが出る(1回以上)可能性は0.039で、300ラウンドしてホールインワンが出る(1回以上)確率は0.11になる。つまり300ラウンドした人が10人いると一人はホールインワンを達成した可能性が高いと考えられる。

300ラウンドというのは、25歳でゴルフを始めた人が年間10ラウンドするとして55歳までにラウンドする数だ。確率の話をすればこのような人が10人いると1人はホールインワンを達成している可能性が高いだろう。

ところが身の回りをみるともう少しホールインワンを達成した人は少ないようだ。ということは2500ラウンドに1回ホールインワンが出るという前提が甘いのかもしれない。ホールインワンが出る確率を1/10000と置いてみた。この場合は300ラウンドしてホールインワンを達成する確率は0.03弱となる。つまり年間10回30年間ゴルフをしてきた人100人に3人位がホールインワンを達成する・・・・この方が実際の感覚に近いかもしれない。

ところでホールインワンが出る確率についてデータはあるのだろうか?ホールインワン保険を販売する保険会社にはデータはありそうだが、公表はしていないだろう。保険会社はゴルファー保険の掛け金を保守的に計算するため、ホールインワンが発生する確率を少し甘く見積もっていると私は考えているのだが、それはひがみというものに過ぎないのだろうか?

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地下鉄に乗ってホールインワン

2008年04月20日 | ゴルフ

昨日(4月19日土曜日)会社のゴルフコンペがあった。場所は江東区の若洲ゴルフリンクス。このゴルフ場はコースの質の割にはプレー代が少し高い(グリーンフィー18,000円、キャディフィー4、095円)気がしないでもないが、近くて電車で行くことができるのでコンペには便利だ。私も西武池袋線ひばりが丘駅から有楽町線乗り入れ電車を利用して、電車一本で行った。

さて昨日は2日程続いた雨は上がったものの、北風が強くフォローではアイアンの番手を2番手大きくし、アゲインストでは2番手下げる程だった。私は2週間前まで1ヵ月程入院していて先週末久しぶりに練習場で軽くクラブを振っただけなので、昨日はスコアはまったく期待していなかった。むしろ無事に18ホール回ることができるかどうか心配をしていた位だった。最初のホールこそパーで上がったものの、その後はダブルボギーを沢山叩き前半のインは51という余りぱっとしないスコア。

後半も5番ホールまでダブルボギーペースでよたよたやっていたが、ドラマは6番のショートホールで起きた。グリーンの旗竿が折れんばかりにしなるアゲインストの風に向かって140ヤード程を5番アイアンでパンチショットを打つ。非力とはいえ風がないと7番アイアンの距離だが、この風では2番手大きなクラブでないとどかないのだ。「ナイスショット、のったね」という同伴者の声の中、ボールはピン手前3mほどの所に落ちた。「寄ってますよ。寄ってる。あっ、入った!」というキャディさんの叫び声。実は私は入ったその瞬間の記憶はない。ティを拾っていたのだろうか・・・・

グリーンに歩きながら気持ちはうれしさ半分困惑半分というところだった。困惑というのは長年入っていたホールインワン保険を1,2年前からやめて今は保険に入っていないから。

☆      ☆      ☆      ☆

ここから先はホールインワンのご祝儀の話である。まずキャディさんにはクラブハウスに戻ってから現金で1万円のご祝儀をお渡しした。自宅に帰ってからインターネットで「ホールインワン時のキャディさんへのご祝儀」を調べると3万円位と書いてあるサイトがあった。昨日のキャディさんは「けちだなぁ」と思っていたかもしれない。保険に入っていなかったのでごめんなさいね、キャディさん。

ネットでついでに同伴競技者への記念品という項目を調べてみたところ2千円~というコメントが多かった。記念品にはグリーン上でボールをマークするグリーンマーカーなどが多いようだ。バブルの頃はホールインワンを出すと何十万円かかるなどと言われていたが、それ程でもなさそうなのでほっとした。

私のブログの読者の中にはごく親しい友人の方もいらっしゃるので、一言付け加えさせていただくと以上のような状況ですから、余り高額な記念品は期待しないで下さいね。(でもタオルの一本位はお贈りしようと考えています)

☆   ☆   ☆    ☆

ホールインワンの確率は中上級プレーヤーにとって1/8000から1/14000ということだ。ショートホールはワンラウンドで4つか5つだから、2千回から3千回プレーをして1回出るかどうかという話だ。私は最近では年間10回もラウンドしないし、生涯通算でも3百ラウンド位だろう。よってホールインワンができたことは本当にラッキーなことだった。

それにしても入院したりホールインワンを出したりと、人生にはいろいろなことが起きる。何かと物入りだがそれはそれで又楽しいことである。

コメント (1)
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