金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
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東京ディズニーランド、一石二鳥案

2008年04月15日 | 社会・経済

私はディズニーランドが好きである。人工のきわみというべき壮大なフィクションが好きである。一方自然そのままの冬山や沢の源流が好きなのだから、相当矛盾していると思う。しかし矛盾しようがしまいが好きなものは好きで良いと思う。

さて東京ディズニーランドだが、今日4月15日に開業25周年を迎えるということで、今日の日経新聞に特集記事が出ていた。記事のポイントは「少子高齢化が進む中新しい顧客を開拓しないとジリ貧になる」というものだ。ただしどうすればジリ貧が防げるかという対策については余りぱっとした意見が述べられていない。

同日ニューヨーク・タイムズ(NT)にも東京ディズニーランドの問題点を指摘する記事が出ていた。こちらの方がより具体的な問題点と対策が出ていたのでちょっと紹介しよう。NTによると年間25.8百万人のビジターの内96%が日本人で、73%が女性である。一方大型テーマパークで弟分の大阪のユニバーサル・スタジオの外人ビジターは10%である。ユニバーサル・スタジオの2004年の外人ビジター比率は3%だったが、香港、韓国、台湾、タイにセールス・オフィスを開いてマーケッティングに努めた結果外人ビジターが増えた。

NTは東京ディズニーの外人ビジターが少ない理由について一つは「外国語による説明が少ない」ことをあげている。東京ディズニーには自分が入りたいアトラクションを予約できる「ファストパス」という仕組みがあるが、外人ビジターは仕組みが分からないのでほとんど利用していないということだ。もっともNTはディズニーランドが高いことも日本に観光に来る外人が行かない理由にあげている。

さて以上のような話を踏まえて私が考えついた「東京ディズニーランドの入場客を長期的に増やす」方法だが、それは「退職期を迎える団塊の世代の中で語学に堪能な人をディズニーランドのセールススタッフやガイドとして活用する」というものだ。

「海外出張や海外勤務もかまわない」という人には、アジアの各地に開く~オリエンタルランドにそんな計画があるかどうか知らないが~セールス・オフィスの駐在員や巡回指導員として活躍してもらう。また「セールスなんて仕事は嫌だが、東京ディズニーランドの中で外国人のガイドをするのはOK」という人にはガイドをして貰う。このようなガイドの人には現金による報酬を抑えて、ディズニーランドの入場券やホテル・レストランなどの利用券で支払う方法が面白いだろう。利用券などを受け取った人はそれを子供や孫あるいは友人・知人にプレゼントすることができる。こうすれば新しい客層を開拓することができるだろう。

冒頭述べたが私はディズニーランドが好きである。もし上で述べたような「ガイドのお仕事」でもあればちょっとやって見たいような気がするのでこんな提案を考えた次第である。

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