金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

日米ともインターネットを使わない人2割、ただ理由は違うが。

2010年09月22日 | デジタル・インターネット

最近(9月20日)のPewResearchを見ていると「米国でインターネットを使わない人21%」という調査結果が出ていた。日本については総務省が4月に平成21年度の通信利用動向を発表していて、利用者の数は9,408万人、人口普及率は78%ということである。日米とも約2割の人がインターネットを利用していない訳だ。

ただし「何故インターネットを使わないか?」という理由についてはかなり違いがある。米国で一番多い理由は「単に興味がない」で31%、2番目は「コンピューターを持っていない」で12%、3番目が「費用が高過ぎる」で10%、4番目が「難し過ぎる」で9%だ。(米国は単数回答)

日本の調査は複数回答になっていて、「パソコンを持っていない・価格が高い」が1番で53.9%、2番目が「きっと使えない・使い切れない」で51.5%、3番目が「パソコンの使い方がわからない」で44.8%だ。「興味がない」は12番目で17.5%だ。

PewResearchは米国でインターネットを使わない理由を4つに分類していて、「興味がない・必要がない・時間の無駄」が48%、「高過ぎる」という経済的理由が21%、「使い方がわからない」が18%、「アクセス」の問題が6%となっている。

日本の複数回答をPewResearchの切り口からまとめると「興味がない」系統が12%、「経済的理由」が30.4%、「使い方が分からない」系統が26.4%となった(日本の場合はその他の理由~情報流出不安など~が多い)。

この調査結果を比較すると日本では「インターネットに関心はあるが、経済的負担と使い方がわからないため、インターネットを利用していない人」の比率が米国より高いことが分かる。このことは日本においてこれらの問題を解決するとインターネットユーザーはまだ増える可能性があることを示唆しているといえるだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菅首相、円安策継続を明言

2010年09月22日 | 金融

FTによると菅首相は同紙とのインタビューで「先週の円売り介入は、15年ぶりの対ドル円高という急激な為替市場の動きに押されて行ったものだ。G20諸国の中に過度に急速な為替の変動は望ましくないという認識があり、今週ニューヨーク(国連サミットあり)で各国の理解を求めたい。」「急速な為替の動きに対しては再び介入する準備はあるが、内需を拡大する等の『トータル・パッケージ』を作りたい。一つの可能性は円高を利用して、海外の天然資源に投資することである。」「日銀による適切な金融政策も重要だ」と述べた。

また菅首相は日本の為替介入が中国の人民元操作に対する各国の是正要求を困難にするのではないかという懸念に対して「私は人民元問題と円高の問題は完全に違うと考えている」と述べた。

昨日のFOMCミーティングで「政策金利は現在の水準を維持するが、景気回復を助長するため将来の量的緩和のドアを開けておく」と述べられたことから、将来の金利低下が予想され、ドルは一時84円台まで弱含んだ。

しばらくは米国の金融緩和予想と日本の介入に対する警戒感の綱引きになるだろう。菅首相が円高阻止対策について欧米主要国の理解を得ることができるかどうかも大きなポイントだ。尖閣問題に対して中国が強硬姿勢を続けていることも懸念材料だ。第二次菅内閣は早くも外交手腕が試される時がきた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする