9月18、19日(土日)は義父の17回忌で京都に帰っていた。法要は19日の昼なので土曜日の午後は散歩にあてた。今回泊まったホテルは「ホテルフジタ」木屋町二条にある鴨川に面したホテルだ。JR東海の新幹線往復パックで空いていたのがここだったのでフジタにした次第。このホテルは交通の便や繁華街へのアクセスは余りよくないが、鴨川の景色は抜群。また鴨川や木屋町散策の拠点としては良いホテルである。
ホテルにチェックインした後、ワイフ・長女の3人でタクシーに乗り、下鴨神社に行く。京都の街は小さい割にバス料金が高いので3人だとタクシー代がバス代と余り変わらないことがある。この場合もそうだった。
舞台の向こう側では花嫁さんの写真撮影が行われていた。下鴨神社には縁結びの神様が祀られている。そのご縁で結婚された人だろうか?(これは全く勝手な推測)
これは二本の木が合体した木なので縁結びの神木として崇められている。裏側には良縁を願う絵馬やお札が沢山結び付けられている。
風が爽やかなので下鴨神社からホテルフジタまで鴨川沿いを歩いて帰ることにした。
鴨川にはところどころ写真のような飛び石が設置されていて、歩いて渡ることができる。以前はなかったがいつ頃設置されたのだろうか?
丸太町まで下ってくると古い洋館作りの建物が見えたので近付いてみた。
古いレンガ作りの建物の中にはFrescoというスーパーが入っていた。橋のたもとに「女紅場」(女子に読み書き、裁縫などを教えた施設)という石碑が残っていた。
そこでこの建物は女紅場の跡か?とその場では思ったが後で調べてみると中央電話局上京分館の建物ということだった。いずれにせよ古い建物を活用していることは景観上まことに良いことだ。
下鴨神社からホテルフジタまではぶらぶら歩いて1時間程度だった。鴨川べりの散策は楽しい。
日曜日の朝も爽やかなので四条あたりまで散歩してから三条大橋脇のスターバックスで朝食を食べた(このスタバは土日は8時でないと開かない)。
ざっと見ただけでも武市半平太や桂小五郎あるいは龍馬の妻になったお龍寓居の跡などの石碑が残っていて歴史好きには面白い。30前後まで京都で暮らした私だがこれらのモニュメントは「いつでも写真に撮れる」と思いながら実は写真に撮っていなかったのである。
写真は高瀬舟を浮かべる高瀬川。坂本や桂はこのせせらぎを聞きながら何を思っていたのだろうか?
京都の散策は歩き歩きが一番と思った短い旅行だった。