今朝(8月16日)テレビを観ていると、ギャラップ調査でオバマ大統領の支持率が4割を切り39%になったと報じていた。テレビだけを観ていると「オバマもすっかり人気が落ちたのだなぁ」という印象を持つが、ギャラップのHPを読んでみると違う印象を受ける。
大統領の支持率は経済状態に左右され、景気が良くなると上昇し、景気が悪化すると低下する傾向がある。
ギャラップによると、オバマ大統領の8月上旬の支持率は7月上旬に較べて、4%下落して42%になった。一方この間経済信頼感指数は-34から-53に19ポイント悪化した。下落率でみると56%の下落だ。一方オバマ大統領の支持率は9%の下落で、経済信頼感指数の下落に較べると下落率ははるかに小さかった。
この7月から8月にかけて、債務上限引き上げ問題を巡る与野党間の激しい対立、S&Pの米国債格下、株式相場の乱高下などで経済に対する信頼感が揺らぐ中、オバマ大統領は健闘しいていたということになるのだろう。