金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

入笠山の蝶、とんぼは人を恐れず

2011年08月28日 | 

8月28日日曜日、晴れ時時曇。蓼科の某氏別荘からレンタカーで入笠山の麓、富士見パノラマリゾートに行った。ここから1,600円払ってゴンドラで入笠湿原を往復するというのが今日のトレッキングだ。トレッキングとしてはいささか志が低いが、昨夜しこたま飲んでいる上、午後2時には茅野を発つのでまあ妥当な所である。

私は富士見パノラマリゾートに来るのは二回目だ。一回目は数年前の冬、蓼科山の単独行をする前日、ショートスキーでここの人工雪の斜面で遊んだことがある。だが雪のない時は今回が初めてだ。

ゴンドラ終点から10分程歩いたところに、入笠湿原という良く手入れのされた湿原がある。ここにはあざみやエゾリンドウなど色々な花が咲いていて、散策者の眼を楽しませてくれた。でも僕が感心したことは、この湿原の蝶やとんぼは人を恐れず、被写体になってくれたことだ。今回はソニーの一眼デジタルNEX5に標準ズームというスナップ写真モードだったが、被写体が逃げないので結構近づくことができた。

まず赤とんぼの写真を二枚。

Akatonnbo2

Akatonnbo1

あざみにとまるアサギマダラだ。ピントが薊の花に合っているのが残念だ。オートフォーカスにしているとどうしてもこうなってしまう。

Madarachou

あざみにはエルタラハも来ていた。

Erutateha

コヒョウモンという蝶もいた。

Kohyoumon

入笠湿原の蝶やとんぼは近付いても逃げずに被写体になってくれた。これが捕獲の恐れを知らない鷹揚さからくるのか、晩夏で疲れていたからなのかは分からない。豊富な草花は色々な蝶を呼び、きれいな水流はとんぼの繁殖地となる。

入笠湿原は近くてコンパクトで中々見応えのあるスポットだった。

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霧雨の白駒池は水墨画の世界

2011年08月28日 | 

8月27日土曜日、某ローターリークラブのトレッキング同好会と北八ヶ岳の「にゅう」に行った。「にゅう」とは奇妙な名前だが、白駒池から中山峠に向かう稜線上にある小さな岩峰である。ある道標に「にゅう」(乳)と書いてあったから岩峰の姿が乳房に似ているのだろうか?

スーパーざすあ1号で9時過ぎに到着した一行は、レンタカーを借りて麦草峠に向かった。八ヶ岳を覆う雲は厚く眺望はほとんど期待できない。10時10分過ぎに麦草峠手前の無料駐車場到着。ここに車を止めて「にゅう」を往復するのが本日の計画だ。10時30分出発。このコースは偶々数日前のNHKの登山教室的番組で取り上げていて、今回の参加者の中にもこの番組を見たという人がいた。その影響もあるのか、白駒池からにゅうの登山道は結構混んでいた。

Mugikusa

白駒池手前のシラビソの原生林は苔むして趣がある。小雨が降ってくるが、森は雨だれを優しく受け止めてくれる。登りは白駒池の東岸を回ってにゅうへの登山道に入った。距離はこちらの方が近いが池の景色を楽しむなら反対側の西岸の方が良さそうだ。

にゅうへの登りは最後の標高差150mがきつい。濡れた岩や木道は油断をすると滑る。トレッキング歴の浅い人には少しこたえたようだ。

12時25分にゅう到着。麦草峠から1時間半の歩行タイムだった。

New

にゅうの佐久側は深く切れ込んでいるが、霧が深くてよく見えない。20分程昼食を取ってから往路を戻った。

途中の白駒湿原まで戻った時は結構晴れ間が広がった。

Shirakomasitugenn

だが晴れ間も束の間、白駒池まで戻ってくると池の上は2,30m先も見えない霧におおわれていた。だが霧は時に水墨の名画を生み出す。下の写真は湖畔から湖面を撮ったものだが、水墨画の趣があった。

Sumie

次の写真は上の写真をトリミングしたものである。こちらの方が余分ものがなくて良いかも知れない。

Sumie2

白駒池の周りの地表は岩肌が多く、木々は深く根を下ろす機会が少なく総じて痩せている。写真の木はかなり大きいが根を地中に深く下ろすことが出来ず、根が浮き出ている。

Bigtree 

帰りは白駒池の駐車場に出て麦草峠まで車道を歩いて帰った。こちらの方が木道歩きをするより早い。駐車場に戻ったのは午後3時。麦草峠からにゅう往復は正味3時間半程度の気持ち良い散歩だった。

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