8月28日日曜日、晴れ時時曇。蓼科の某氏別荘からレンタカーで入笠山の麓、富士見パノラマリゾートに行った。ここから1,600円払ってゴンドラで入笠湿原を往復するというのが今日のトレッキングだ。トレッキングとしてはいささか志が低いが、昨夜しこたま飲んでいる上、午後2時には茅野を発つのでまあ妥当な所である。
私は富士見パノラマリゾートに来るのは二回目だ。一回目は数年前の冬、蓼科山の単独行をする前日、ショートスキーでここの人工雪の斜面で遊んだことがある。だが雪のない時は今回が初めてだ。
ゴンドラ終点から10分程歩いたところに、入笠湿原という良く手入れのされた湿原がある。ここにはあざみやエゾリンドウなど色々な花が咲いていて、散策者の眼を楽しませてくれた。でも僕が感心したことは、この湿原の蝶やとんぼは人を恐れず、被写体になってくれたことだ。今回はソニーの一眼デジタルNEX5に標準ズームというスナップ写真モードだったが、被写体が逃げないので結構近づくことができた。
まず赤とんぼの写真を二枚。
あざみにとまるアサギマダラだ。ピントが薊の花に合っているのが残念だ。オートフォーカスにしているとどうしてもこうなってしまう。
あざみにはエルタラハも来ていた。
コヒョウモンという蝶もいた。
入笠湿原の蝶やとんぼは近付いても逃げずに被写体になってくれた。これが捕獲の恐れを知らない鷹揚さからくるのか、晩夏で疲れていたからなのかは分からない。豊富な草花は色々な蝶を呼び、きれいな水流はとんぼの繁殖地となる。
入笠湿原は近くてコンパクトで中々見応えのあるスポットだった。