最近西武線の事故が多い。これは感覚的な判断ではなく、スマートフォンに入る鉄道運行状況連絡で西武線の事故遅延が増えているという事実に基づく判断だ。
ドコモのスマートフォンにはiコンシェルという有料(月額105円)アプリが付いていて、このアプリ経由で予め登録している鉄道路線の遅延を連絡してくる。(なお余談だが僕は今無料お試し期間中でiコンシェルを使っているが、有料になっても使うかどうかは未定)
この遅延連絡が最近とても増えている。今までのところ通勤途上で遅延に大きく巻きこまれることはなかったが、事故が増えているという事実は気になる。
というのは「ハインリッヒの法則」という労働災害をベースにした経験則は、1つの重大な事故の裏には29の軽微な事故があり、29の軽微な事故の裏には300のヒヤリハット(ひやりとしたりハッとする危険な状態)があると教えるからだ。
西武線、特に僕が使っている新宿線で気になることは、危険防止に対する設備投資(踏み切りの立体化とかホームの転落防止柵の設置など)が非常に遅れていることだ。ラッシュ時にはかなりのヒヤリハットがあるのではないだろうか?
事故遅延が続くようだと、運行状況をタイムリーに連絡してくれるスマートフォンの運行情報連絡は手放せない(もっともヤフーが無料サービスを提供しているのでそちらに替えるかもしれないが)。
もっとも最近の鉄道事故の大きな原因は飛び込み自殺のようで、鉄道会社の事故防止対策には限度があるような気もするが・・・
情報技術の発達が増加する自殺による鉄道事故を「日常化」する・・・・何とも気が重い話である。