日本相続学会の4月セミナーのご案内です。
日時:4月22日(月曜日)午後5時~午後8時
場所:神田エッサムホール
テーマ:「不動産が巻き起こすトラブルから見る」
「介護と家族と相続の連鎖」
会費:ビジター6,000円 学会員3,000円
詳しくは学会ホームページへ http://www.souzoku-gakkai.jp/seminar/index.html
平成27年1月から相続税の基礎控除が縮小されます。現在の基礎控除は5000万円+1000万円×相続人の数ですが、27年1月以降は3000万円+600万円×相続人の数になります。
相続人が1人の場合ですと、基礎控除は3600万円になりますね。相続税というと、今まではお金持ちの税金と思われていたのですが、今後は極端にいうと大都市圏では戸建住宅を持っていると相続税が発生する可能性があります。
相続税の支払が発生する可能性のある人が増える!というトピックのため、相続問題が一層脚光を浴びています。
しかし当学会の第一の目的は相続税の節税策を研究することではありません。払うべき税金を払うことは国民の義務であり、また誇りであると私は考えています(無論回避できる税金は回避するべきですが)。むしろ当学会は「円満で円滑なつまり手間がかからずスムーズに遺産相続を進めるにはどのような準備を進めるべきか?」「被相続人の遺志をどうすれば実現できるか?」といったことを事例に基づき研究している団体です。
世代から世代へ財産が円滑に移転(相続や贈与によって)することで、我々人類の社会は未来に向けて発展していきます。その人が残す事業や財産が子孫や多くの次世代の人に前向きな人生を送るチャンスを提供するとすればこれ程有意義なことはないでしょう。
私たちはそのような思いのお手伝いをしたいと考えています。
志を同じくする人とセミナーでお会いできると幸甚です。
日本相続学会 専務理事