金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

マイクロソフトの苦戦、PCの時代は戻らずか?

2013年04月12日 | デジタル・インターネット

マイクロソフトは巨人の代名詞だった。たとえば世界的な自転車の変速機メーカーをシマノを「自転車業界のマイクロソフト」と言ったように。だが世の中の移り変わりは早い。マイクロソフトが巨人の代名詞の地位を失うどころか、時代遅れの恐竜の代名詞になる可能性すら予感させるほどPCの販売が減っている。業界調査会社のIDCの報告によると、第1四半期の米国内のPC売上は前年同期に較べて12.7%の減、またその前の第4四半期に較べると18.3%の減となった。

PCの売上が減少した最大の理由はユーザがPCからスマートフォンやタブレットに選好を変えたことだ。マイクロソフトは対抗策として昨年秋ウインドウズ8を販売開始したが、ウインドウズ8はタッチパネル方式を併用していて複雑(私は使ったことがないので受け売りですが)で、かつ値段が高いということで売上は期待どおりには伸びていない。

製品が売れないから会社の株価も低迷している。マイクロソフトとアンドロイド端末の販売が好調なグーグルの株価を比較する下記のグラフのような状況だ。

Microsoft

マイクロソフトはそれではとタブレット市場への乗り出しを図っているようだが、この世界ではアップルのiPad、グーグルのNexus、アマゾンのkindleが先行している。マイクロソフトの製品が消費者にアピールするのは難しいようだ。

こうなると株屋さんは冷たいもので、ゴールドマンはマイクロソフトの格付を「売った方が良い」に落とした。PC受難の時代は続くという判断なのだろう。

☆   ☆   ☆

私はこのブログをウインドウズ7の入ったPCで書いている。となりにタブレット(Nexus7)も置いているが、字を書くとなるとPCの方が圧倒的に便利なのでブログはもっぱらPCで書いている。若い人を中心にスマートフォンやタブレットの利用が増え、PCが駆逐されているようだが、若い人は余り長い話は書かないからPCは不要なのだろうか?それともスマートフォンやタブレットで早くかつ楽に文章を入力する技術を持っているからOKなのだろうか?

気になるところである。

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米国防情報局、北朝鮮の核弾道ミサイル実装を推測

2013年04月12日 | ニュース

近々ミサイル発射が予想される北朝鮮。その北朝鮮のミサイルの性能について、米国国防省内の国防情報局が、政府高官や議員たちに見解を示した資料を配布していたことが明らかになった、とニューヨーク・タイムズは報じていた。

国防情報局はmoderate confidenceつまり適度な自信を持って、「北朝鮮は核兵器を弾道ミサイルに搭載できるほど小さくする技術を獲得した」と初めて結論づけた。ただしそのミサイルの信頼性は低く、過酷な飛行環境を克服して、特定の目標を爆破させるには更に技術的な困難が伴うだろうと付け加えている。

NYTは米国の他の情報機関が国防情報局の見解に同意しているかどうかは分からないと述べている。なお10年前のイラク戦争の時、国防情報局は一番声高にサダム・フセインは核兵器を保有していると主張した経歴を持っている。

ただし米政府はこの情報を重要視して、アラスカやカリフォルニアのミサイル防衛網を強化したのだろうと外部の専門家はコメントしていた。

4月15日は金日成の誕生日で、この日(明後日)にミサイルを発射を行うのではないか?という見方が高まっている。米韓の情報局は日韓、グアムを射程距離に入れるムスダンを発射する可能性が高いと見ているようだ。

だが北朝鮮の狙いが「核保有国としてアメリカと対等の立場で交渉のテーブルに就きたい」ということであれば、もっと飛行距離の長いKN-08のテストをする可能性もあるかもしれない。

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