金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

梅雨の晴れ間の神代植物園

2013年07月02日 | まち歩き

ここ数日天気に恵まれている。神代植物園までクロスバイクで走り、あじさいの花を愛でながら園内を散策した。

花弁(あるいはガクか?)が渦巻状になったあじさいがあった。札には「ウズアジサイ」と書いてあった。

Uzuajisai

ガクアジサイだろう。園内には数種類のあじさいが咲いているが私はこの素朴で地味な花が好きだ。

Gakuajisai

あじさいは日陰に咲く。木陰を歩いているとクロアゲハに出会った。

Kuroageha

この時期目についのは睡蓮の花。

Waterlily

Waterlily2

水生植物園にも足を伸ばしてみた。ガマの穂が風に揺らいでいた。

Gama

あじさいは深大寺のすそを流れる清流の脇にも咲いていた。

Ajisai

再び神代植物園に戻り、正門に近いダリアの花畑に寄ってみた。

色鮮やかな花が咲き競う。この花にはantique romanという名前がついていた。地味なあじさいを見てきた目には鮮やか過ぎるので、これ以上の写真は撮らずに帰路についた。

Antiqueroman

植物園入り口に蓮の花が一輪咲いていた。

Lotus

頭上には大きな七夕飾り。うだるような夏は近い。

Tanabata

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ディフェンシブがディフェンシブでない米国株

2013年07月02日 | 株式

株式投資でディフェンシブといえば、景気循環に左右されにくい生活必需品などの銘柄を指す。伝統的にはこれらの銘柄は、上昇相場では上昇速度が遅いかわりに、下げ相場でも下落速度が緩やかであると考えられている。つまりベータが小さいのである。

ところが米国では今年の上昇相場で、この伝統と異なる現象が起きていた、とWSJの記事Defensive stocks won't shield investorsは語っている。記事によると、年初から5月21日(バーナンキショックの前日)までの、市場平均1S&Pの上昇率は17%で、ディフェンシブセクターの加重平均指数の上昇率は19.2%だった。また従来上昇速度が市場平均より高いと思われた景気敏感株指数の上昇率は16.4%にとどまった。ディフェンシブ銘柄は上昇度合いが大きかっただけ、下落割合も大きく、バーナンキショック以降3.9%下落。一方景気循環株の下落は3%だった。どうしてこういう奇妙な現象が起きたのかというと、多くの投資家が景気先行き懸念から、ディフェンシブ銘柄を集中的な買ったことから、ディフェンシブ銘柄が割高になったということのようだ。

ちょっと日本株について考えてみた。昨年10月末から昨日までの間に、日経平均は55%上昇している。この間に一般的にはディフェンシブ銘柄(消費必需品、ヘルスケア、通信、電気・ガスなど)の一つと思われる携帯電話については、ドコモの上昇率が31%強、ソフトバンクは130%、KDDIは55%だった。

海外M&Aやiphoneでシェアを伸ばすソフトバンクの勢いがドコモを圧倒するなど、同じ通信の中でもパフォーマンスの差は大きい。あるいは携帯電話を「通信」のカテゴリーでとらえることが視野を狭めるのだろうか?スマホで音楽を聞き、ゲームを楽しみ、本を読み、テレビも見る・・・時代を改めて考える必要があるのだろうか?

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再び1ドル100円超えが視野に入る

2013年07月02日 | 投資

ドル・ユーロがじわりと高くなっている。ドルは米国のISM製造業総合景況指数が発表された後、一時的に99.87円/ドルまで上昇した。6月のISM景況指数は50.9と先月の49より上昇。景気が拡大しているという判断は、連銀による債権買取プログラムの縮小開始につながり、それは金利上昇につながるという判断からドルが上昇しやすい状態にある。

景況感指数は欧州でも改善した。ユーロの6月製造業PMIも、5月48.3から48.8に上昇。1年4ヶ月ぶりの高水準になった。一方欧州の5月の失業率は12.1%と統計開始以来の最悪記録を更新した。PMIはGDPに2ヶ月先行する先行指標と考えられるから、過去指標である失業率が悪くても、先行きに改善の兆しありと判断され、欧州株は続伸。

欧米で景気の先行き不安が後退したことで、安全資産と見なされる円を売り、イールドの高い資産を購入しようとする動きがたかまりそうだ。ただし今週金曜日には、米国の雇用統計が発表される。ISMの雇用指数は前月の50.1から48.7に低下していた。先月の非農業部門雇用者増は、16万人(前月は17.5万人)というのがアナリスト予想の平均だ。

相場師達はポジションを抑えながら、金曜日を待っている。

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