金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
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残念、シニア大楽と講演の日程合わず

2014年09月07日 | うんちく・小ネタ

最近ちょっと残念なことがあった。それはシニア大楽が企画した講演と予定が合わなかったことだ。シニア大楽http://www.senior-daigaku.jp/ というのは、実社会で経験を積んだシニア層を自治体等が主催するセミナーに講師として派遣することを目的に設立されたNPO法人である。私は半年ほど前にシニア大楽に講師登録をしていた。講演テーマは「登山・トレッキング」「資産運用」「相続」だったと記憶しているが、登録以降声がかからないので、他に有力なスピーカーがいるのかしら?と半ばあきらめ殆ど忘れていた。

ところが数日前、シニア大楽の実質的な設立者であるF副理事長から電話があり、登山の話をして欲しいという。そこで日程をうかがうと11月5日とのこと。ところが11月初旬は恒例のネパールの小学校建設NPO法人活動とその後のトレッキングに重なるので私は日本にいないのである。「残念」「また来年でも」ということになった。

私に期待されたシニア大楽での講演はボランティアであり、講師料は誠に僅少なものである。しかし何名かのシニアの方々の前で「登山の話」をする機会が先延ばしになったことについて私は少し残念に思っている。

何故残念に思うか?というと、不特定多数の人の前で何かを話すということは、とても大事なことだ、と私は考えているからである。仕事や趣味、あるいはボランティア活動を通じて、人の前で話をする機会はあったし、今もある。だが意外に少ないのは「何か良く分からないけれど、話が面白れば聞いてやろう」という人の前で話をする機会である。

テーマや目的がはっきりしているスピーチでは聴衆の方は話が面白くなくても一応聞いてくれるから、話し手のペースで話をすることができる。しかし「何か面白いとこはないか」的な聴衆の方の心に届く話をするのは、難しいと私は考えているし、その経験も少ない。故にちょっとやってみたかった「講演」なのである。

これから我々が経験するのは、自分とバックグラウンドや興味のあり方がまったく違う人たちとのコミュニケーションの進め方ではないか?と私は考える時がある。それは、地域社会と上手く調和する知恵であり、そして正直なところ私の苦手分野であるのだが。

シニア大楽のF副理事長の話は一度だけ聞いたことがある。話のディテールは忘れたが、最初の3分程度で聴衆の方を引き付けなさい、という部分は印象に残っている。そしてそれにはユーモアのセンスが必要です、とF副理事長は仰っていた。だがこのユーモアというか小話的なところが中々難しい。

これはちょっとした雪山や沢を登るより難問ではないか?などと私は考えている。そして機会があれば、知らない人の前で「山登りの楽しさ」や特に「中高年にとっての登山の意味」などということを話すことで、自らを見つめる機会を得たいと私は考えているのである。

★   ★   ★

 

最近出版した電子本

 

「英語の慣用表現集」 http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00LMU9SQE/

 

「人生の山坂の登り方・降り方」 http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00LYDWVPO/

 

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秋の沢に備えてbottoms新調

2014年09月07日 | 

来週末(9月13日)から私の秋山シーズンが始まる。来週は黒部の源流・赤木沢を遡行する予定だ。週間予報では今のところ天気は良さそうである。しかし標高2,200m位の山奥で腰まで水に浸かって渡渉することも想定されるから、寒さに備える必要がある。

気温は高度100mで0.6度低下する。高度の影響だけでも赤木沢は平地より13,4度は低いはずだ。加えて山頂から吹き降ろす冷たい風の影響を考えると朝や悪天下では体感温度は4,5度以下になるはずだ。

夏に一緒に尾瀬の入り口から奥鬼怒に抜ける沢を登ったNさんの話では速乾性の沢登りに適したズボンがあるということなので、新調することにした。

私が高田馬場の登山道具専門店「カモシカ」で見つけたのは「カミノパンツ」というズボンだ。沢登りの話をすると店員さんが耐久撥水性と速乾性の高い「フラッドラッシュ・アクティブスキン」というタイツも勧めてくれたので、それも購入することにした。これらのギアの効果については、登山後ブログで紹介したい。

Bottoms

山の道具になると、私の財布の紐は緩くて、ついつい高くても先端のギヤを買ってしまう。だが言い訳をすれば、足回りが寒くて動きが悪いと疲労が蓄積するし、スリップする危険性も高まる。また「水に入る寒い」という思いが最適ルートの選定を誤らせる可能性があるなどということがあげられる。

最も多くの人からは「どうしてそんなに苦労してまた高いウエアをそろえて秋に沢登りをするの?」という疑問が聞こえてきそうだ。

それについては来週天気が良ければ素晴らしい写真を撮ってお答えすることができると思うのでしばらくお待ちください。

ところで山の道具屋について私は使い分けをしている。雨具・一般的なウェアなどは相対的に安いモンベルで購入することが多いが、モンベルは沢登り・山スキー用品等専門的なギアはほとんど取り扱っていない。専門的なギアについて、私は高田馬場の「カモシカ」を利用することが多い。

Kamosika「カモシカ」を利用する理由は、もっぱら私の乗換駅の高田馬場に近い というものなのだが、ちょくちょく通うと愛着がわいてくるものである。

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【イディオム】Fall behind financially

2014年09月07日 | 社会・経済

Fall behindには二つの意味がある。一般的には「~より遅れる。~に追い越される」という意味だが、「支払が滞る」という意味もある。Fall behind financiallyは「財政的に追い越される」という意味だが、何が何を追い越しているのか?というと支出が収入を追い越していることを指す。つまり家計が赤字という意味である。

ピューリサーチセンターのレポートに56% say they are falling behind financiallyというサブタイトルのついた記事があった。意味は米国人の56%は収入が生計費に追いついていないと言っているという意味だ。

先週金曜日(9月5日)に発表された8月の非農業部門雇用者増は、事前予想の数値より低かったが、多くのエコノミストたちは「一時的な異常値で、米国の雇用が改善方向にあることは間違いない」と述べている。私もその判断は多分正しいと考えている。

しかし多くの米国消費者は、統計に表れる労働市場の改善が自分たちの家計の改善にはつながっていないと考えていることをピューリサーチセンターのレポートは示唆している。

というのは現在家計が赤字で苦しいという人の割合は56%だが、これはリーマンショック後の2008年10月の57%とほとんど変わっていないからだ。

雇用についてレポートを見ると「住んでいる場所に職はあるか?」という質問に対し、先月(2014年8月)時点でのサンプル調査の結果では、33%の人が「ある」と答え、58%の人が「仕事を見つけるのは困難」と答えている。「ある」という回答については、2010年の春がボトムで10%でその後着実に改善してきている。

ただし「住んでいる場所に『良い仕事』good jobはあるか?」という調査結果について、回答を見ると「ある」と答えた人は26%に過ぎなかった。これは2007年6月の36%に較べるとまだ低い水準である。このことは「不完全雇用」状態に甘んじている人が多いことを示唆している。

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