金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

山の間に足をいたわる方法

2014年09月23日 | 

9月に入って山登りが続いている。敬老の日の3連休は黒部源流の赤木沢。先週は南アルプスの地蔵岳。そしてこの週末は北岳と間ノ岳の予定だ。台風16号が無事通過すると3週連続で天気の良い山登りができそうだ。

毎週のように山登りに行くと「足のケア」が気になってくる。今日はスポーツクラブで足のマッサージを受けながら、足の筋肉の手入れの仕方を色々教えてもらった。

山登りで使った筋肉は固くなり、血流が悪くなり、疲労回復が遅れる。疲労回復には血流促進が一番、ということで山を降りたら、マッサージが良いですよ、というのがマッサージャーさんの話。でもこれだけでは宣伝以外のナニモノでもないから、お金をかけずにやる方法を含めて、あれこれ聞いてみた。

  • 山を降りたら温冷浴(暑い風呂と冷たい水風呂に交互に入る)を行う。降りた直後は筋肉を冷やす方が良いため、最後は冷水浴でしめる。ただし翌日以降の温冷浴の最後は筋肉を温めた方が良いので、温浴でしめた方が良い。
  • 下山翌日以降のスポーツジムでのトレーニングはウォーキングとランニング合わせて30分程度の軽いものが良い。だが運動をして筋肉に刺激を与える方が筋肉の疲労回復は早い。また血行促進のため、筋肉に短くて強い刺激を与えるのも効果的。マシーンの負荷を高め、反復回数を4,5回(通常は10回)に減らして、筋トレ運動をするのも良いだろう。
  • マッサージは強めにして筋肉に強い刺激を与えて血行促進を促す。ただし毎日マッサージをするより、一日あける方が良い。

まあざっとこんなところだった。

Footrelief_2

ちなみに私は温冷浴の後、写真のようなクリームを足に擦り込むようにしている。少し高いがハーブの香りが心地良いクリームだ。

どうしてそんなに続けて山に登る必要があるの?と疑問をお持ちの方がおられるかもしれないが、秋山は夏山に較べて涼しく天気に恵まれると快適な登山ができるため、色々なグループから誘われるままに、OKしているとこんな連チャンになることがある。

でもまあ、人生誘われる内が華でしょ?ということで足を労わりながら、今週末の山に備えている次第です。

 

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【イディオム】catch on the hop ドルの急上昇

2014年09月23日 | 英語

先週後半ドル円為替は107円レベルを飛び出し、109円超えまで急上昇した。CNBCのYen's drop-too far , too fast?という記事の中に、RBS証券の為替ストラテジストのコメントがでていた。

It's caught a lot of global investors on the hop.「ドルの急速な上昇(it)は、多くの世界の投資家に不意打ちを食らわせている」という意味だ。

Catch someone on the hopというのは、準備をしていないsomeoneに突然とびかかるという意味のイディオムだ。

On the hopには「忙しく動き回って」という意味の他に「準備しないで、油断して」という意味がある。

市場ではドル円為替は年末までには110円まで円安が進むというのが大方の予想であったから、109円超え自体はそれほど驚くことではないが、円の急落ペース(ドルの急騰)に投資家はついていけなかったということだろう。

為替市場は、米国とそれ以外の経済圏(日本、ユーロ、中国など)を比較して、米国の景気回復が堅調なのに比べ、他の経済圏の景気は弱く、更なる金融緩和が行われると判断して、ドルを先買いしたということだろう。コモディティフューチャー取引委員会によると、ヘッジファンド等の投機筋は314億ドル以上のドルの買い持ちポジションを持っているということだ。

さてこの円安・ドル高は日本の経済・社会にどのような影響をもたらすか?一部の大手輸出メーカーの利益は拡大するが、エネルギー等資源・原材料価格の上昇は、中小企業や消費者を直撃する。消費者の中でも、ドル資産を保有しているものは、資産価値の上昇効果で輸入インフレのマイナスを吸収することができるが、ドル資産を保有していないもの(あるいは輸出企業の株を保有していないもの)にとっては、マイナスのい影響が大きい。

つまり円安は、資産と所得の格差を拡大させるのである。

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