昨日(10月22日)の米国株は、好調な企業決算とECBのドラギ総裁が12月の政策会合で新たな金融緩和策を取る可能性を示唆したことから急伸した。
ダウは320.55ポイント(1.9%)上昇し、17,489.16ポイントで引けた。ダウは5月の高値から13%以上下落して、コレクション状態(ピークから10%以上の株価下落)に陥っていたが、最安値から9.9%上昇したので、コレクションから脱出したとWSJは報じていた。
米国株が上昇した要因には、個別企業の業績が堅調だったこともあるが、連銀が金利引上げを来年に延ばすという見方が広がったことが大きいだろう。
1カ月前では12月に政策金利を引き上げると予想した人は42%だったが、昨日では32%に減少している。
昨日のダウを押し上げた最大の要因はマクドナルドの株価が8.3%急騰したことだった。同社の全世界の既存店売上が4%増加したことが好感されたようだ。
場が引けた後、決算発表を行ったアマゾンは8%、アルファベット(グーグル)は9.9%株価が上昇した。
マーケットのセンチメントが変わったことで、今日の日経平均は相当上昇するだろう。日経平均のレンジは500円きり上がって18,500円~19,000円に移るかもしれない。