金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

今日は「蔵王権現」とブルーボトルコーヒー

2015年10月03日 | まち歩き

今日(10月3日)はワイフと日本橋の三井記念館で「蔵王権現と修験の秘宝」を見た後、人形町の玉ひでで親子丼を食べ、その後清澄白川のブルーボトルコーヒーによって帰りました。

「蔵王権現」はたまたま招待券が手に入ったので、出かけたのですが、ワイフは「面白くなさそうだから見たくない」と言っていました。

そこでワイフが前から行きたがっていた「玉ひで」とブルーボトルコーヒーをsweetenerとして出かけた次第です。

蔵王権現の「権現」とは仮の姿という意味だそうです。何の仮の姿か?というと釈迦如来(過去仏)・観音(現在仏)・弥勒菩薩(将来仏)がこの世を守るために憤怒の形相で姿を現したそうです。

蔵王権現が祀られている大峰山(山上ケ岳)金峰山寺には、高校生の頃雪の中を登った記憶がありますが、お堂は閉まっていて蔵王権現を拝むことはできませんでした。

ランチの後地下鉄清澄白川駅から少し歩いて、サードウェーブコーヒーの火付け役として有名なブルーボトルコーヒーに行きました。

ブルーボトルコーヒーが清澄白河に店を開いたのは半年ほど前です。初夏に一度行ったのですが、混み過ぎていてその時は断念しました。

今日も少し待ちましたが許容範囲です。

そもそも注文を聞いてからフィルターをよっくり湿らせ、コーヒーの量やお湯を重量計とタイマーを使いながら、丁寧に淹れるので時間がかかります。

座席数は少ないのですが、運よく座ることができました。

ワイフは「蔵王権現とブルーボトルコーヒーの組み合わせって変ね」と言いました。

確かに古くて極めて日本的な修験道の守護神・蔵王権現とアメリカから上陸してきたサードウェーブコーヒーの組み合わせはヘンといえばヘンです。

ただし視点の取り方によっては共通点があります。それは形というかディテールへのこだわりだ、と思います。

サードウェーブコーヒーの原点は日本の喫茶店文化と言われています。日本の喫茶店文化と修験道を結び付けるには、幾つか補助線がいると思いますが、私の直観ではそれはディテールへのこだわり文化だと思っています。

それとこの巨大な焙煎機。

日本の巨大な仏像に共通するところがあるような気がします。

今回の「蔵王権現」展には大き過ぎて勧請されていませんでしたが、金峯山寺には7mの蔵王権現像があります。

繊細と巨大の組み合わせにも、蔵王権現とブルーボトルコーヒーの共通点はありそうです。

 

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【イディオム】Claw back 米国雇用統計が悪くても株価が上昇した理由

2015年10月03日 | ライフプランニングファイル

昨日(10月2日)発表された9月の米国の非農業者部門雇用者は142千人にとどまり、市場予想の200千人を大きく下回った。また7月と8月の雇用者はそれぞれ245千人から223千人、173千人から136千人に下方修正された。過去3か月の雇用者数は167千人で前年同期の260千人から大きく後退していることが明らかになった。

このため雇用統計発表後ダウは250ポイント急落したが、午後にはいり原油価格が上昇し、エネルギー・資源株の上昇が市場を牽引して最終的には200.36ポイント(1.23%)上昇した。

1日の中でこれだけ急速に株価が値を戻したとのは過去4年で最高だったとのこと。

ロイターは株価はclaw backしたと書いている。Claw backには「株価が頑張って値を戻す」「政府が還付金として国民に給付した資金を増税で取り戻す」という意味があるが、ここでは当然前者の意味だ。

原油価格が上昇したのは米国の原油掘削所の数が閉鎖により過去5年で最低数になったことにより原油の供給量が引き締まるという観測が流れたことによる。

また雇用者数の鈍化が顕著になったことで、米連銀の金利引上げ見通しが後退したこともプラス要因。

10月のFOMCで金利引上げが行われる可能性は雇用統計発表前の14%から5%に低下。同じく12月の引き上げ予想は44%から27%に低下した。低金利が持続するのであれば、まだ株を買うことができるという判断が働いた。

しかし世界的な景気鈍化は米国の企業収益に影響を与えることは確実だ。来週から第3四半期の決算発表があるが、アナリストは全体として4%程度の減益を予想しているようだ。

決算発表がこの程度の減益に留まる場合は「株価は織り込み済」ということになるかもしれないが、予想を上回る減益の場合はまだ下落する余地は大きいだろう。

 

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