今日(10月3日)はワイフと日本橋の三井記念館で「蔵王権現と修験の秘宝」を見た後、人形町の玉ひでで親子丼を食べ、その後清澄白川のブルーボトルコーヒーによって帰りました。
「蔵王権現」はたまたま招待券が手に入ったので、出かけたのですが、ワイフは「面白くなさそうだから見たくない」と言っていました。
そこでワイフが前から行きたがっていた「玉ひで」とブルーボトルコーヒーをsweetenerとして出かけた次第です。
蔵王権現の「権現」とは仮の姿という意味だそうです。何の仮の姿か?というと釈迦如来(過去仏)・観音(現在仏)・弥勒菩薩(将来仏)がこの世を守るために憤怒の形相で姿を現したそうです。
蔵王権現が祀られている大峰山(山上ケ岳)金峰山寺には、高校生の頃雪の中を登った記憶がありますが、お堂は閉まっていて蔵王権現を拝むことはできませんでした。
ランチの後地下鉄清澄白川駅から少し歩いて、サードウェーブコーヒーの火付け役として有名なブルーボトルコーヒーに行きました。
ブルーボトルコーヒーが清澄白河に店を開いたのは半年ほど前です。初夏に一度行ったのですが、混み過ぎていてその時は断念しました。
今日も少し待ちましたが許容範囲です。
そもそも注文を聞いてからフィルターをよっくり湿らせ、コーヒーの量やお湯を重量計とタイマーを使いながら、丁寧に淹れるので時間がかかります。
座席数は少ないのですが、運よく座ることができました。
ワイフは「蔵王権現とブルーボトルコーヒーの組み合わせって変ね」と言いました。
確かに古くて極めて日本的な修験道の守護神・蔵王権現とアメリカから上陸してきたサードウェーブコーヒーの組み合わせはヘンといえばヘンです。
ただし視点の取り方によっては共通点があります。それは形というかディテールへのこだわりだ、と思います。
サードウェーブコーヒーの原点は日本の喫茶店文化と言われています。日本の喫茶店文化と修験道を結び付けるには、幾つか補助線がいると思いますが、私の直観ではそれはディテールへのこだわり文化だと思っています。
それとこの巨大な焙煎機。
日本の巨大な仏像に共通するところがあるような気がします。
今回の「蔵王権現」展には大き過ぎて勧請されていませんでしたが、金峯山寺には7mの蔵王権現像があります。
繊細と巨大の組み合わせにも、蔵王権現とブルーボトルコーヒーの共通点はありそうです。