7月17日(日曜日)今回の北海道登山最後の日である。目指すのは旭岳(2,290.9m)北海道の最高峰だ。
午前5時半頃旭岳ロープウエイ山麓駅に到着すると、既に6,70名の登山者が列を作っていた。それでも始発(6時少し前)のロープウエイに乗ることができた。今日は昨日十勝岳で出会った某銀行登山同好会と一緒に旭岳に登ることにした。
6時20分頃姿見駅(山頂)を出発。天気予報では「曇のち雨」だが、登り始めた頃は晴れていた。
姿見から旭岳は真東になるので、朝の旭岳は逆光の中である。
しばらくすると残雪がべったりついたトムラウシが見えてきたがすぐに雲に隠れてしまった。
眺望のない急登をひたすら登る。昨日は少し飲み過ぎたかな?と反省している内に頂上に着いた。8時26分である。残念ながら眺望はほとんどない。
降りはじめるとやや視界が開け、山頂の一部が見えた。
金庫岩の下には地獄谷の噴煙が見えた。
9時31分姿見ノ池展望台。ここから逆時計回りに姿見平を探索した。
少し行くと砂地にコマクサが咲いていた。
他の植物が育つことができない荒地に咲く花だ。一株だけポツンと咲いていた。
その先では盛んにガスが噴き出している。
姿見平には沢山の花が咲いている。
ピンク色の袋のような花はエゾツガザクラ。
黄色いおしべが目立つ花はチングルマだ。
白い花はエゾイソツツジだ。
高山植物が好きな人であればもっと沢山の花の写真を撮っただろう。
夫婦池まで来るとロープウエイの駅は近い・
一休みして10時45分のロープウエイで旭岳を後にした。昨日泊まったグランドホテル大雪はまだ日帰り入浴の準備ができていないというので、車を旭川空港に向けて走り、途中のホテル花神楽http://www.hanakagura.co.jp/onsen.html#mainで汗を流した。この温泉は旭岳と旭川空港の間で空港寄りの場所にあるので、飛行機で旭岳に来る場合は使い勝手が良いだろう。
こうしてオジサンたちの北海道登山は大過なく終了した。