金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

オジサンたちの北海道登山(6)~花の旭岳・北海道最高峰

2016年07月18日 | 

7月17日(日曜日)今回の北海道登山最後の日である。目指すのは旭岳(2,290.9m)北海道の最高峰だ。

午前5時半頃旭岳ロープウエイ山麓駅に到着すると、既に6,70名の登山者が列を作っていた。それでも始発(6時少し前)のロープウエイに乗ることができた。今日は昨日十勝岳で出会った某銀行登山同好会と一緒に旭岳に登ることにした。

6時20分頃姿見駅(山頂)を出発。天気予報では「曇のち雨」だが、登り始めた頃は晴れていた。

姿見から旭岳は真東になるので、朝の旭岳は逆光の中である。

しばらくすると残雪がべったりついたトムラウシが見えてきたがすぐに雲に隠れてしまった。

眺望のない急登をひたすら登る。昨日は少し飲み過ぎたかな?と反省している内に頂上に着いた。8時26分である。残念ながら眺望はほとんどない。

降りはじめるとやや視界が開け、山頂の一部が見えた。

金庫岩の下には地獄谷の噴煙が見えた。

9時31分姿見ノ池展望台。ここから逆時計回りに姿見平を探索した。

少し行くと砂地にコマクサが咲いていた。

他の植物が育つことができない荒地に咲く花だ。一株だけポツンと咲いていた。

その先では盛んにガスが噴き出している。

姿見平には沢山の花が咲いている。

ピンク色の袋のような花はエゾツガザクラ。

黄色いおしべが目立つ花はチングルマだ。

白い花はエゾイソツツジだ。

高山植物が好きな人であればもっと沢山の花の写真を撮っただろう。

夫婦池まで来るとロープウエイの駅は近い・

一休みして10時45分のロープウエイで旭岳を後にした。昨日泊まったグランドホテル大雪はまだ日帰り入浴の準備ができていないというので、車を旭川空港に向けて走り、途中のホテル花神楽http://www.hanakagura.co.jp/onsen.html#mainで汗を流した。この温泉は旭岳と旭川空港の間で空港寄りの場所にあるので、飛行機で旭岳に来る場合は使い勝手が良いだろう。

こうしてオジサンたちの北海道登山は大過なく終了した。

 

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オジサンたちの北海道登山(5)~出会いの山十勝岳

2016年07月18日 | 

7月16日(土曜日)曇時々晴れ。十勝岳(2,077m)登山の日である。我々は望岳台から十勝岳に登ったが、上ホロカメットク山から登ってくる某銀行登山同好会のメンバーと途中で出会い、彼等に車のキーを貸してあげる予定になっているので「出会いの山」とした。某銀行登山同好会は望岳台に下山し、我々の車を使って、十勝岳温泉に留めている彼等の車を取りに行き、望岳台まで車を運んでくる予定である。

午前6時15分望岳台(標高940m)を出発。なだらかだが石がゴロゴロした斜面をゆっくり登っていく。7時18分雲ノ平分岐。分岐の少し上の避難小屋からは左手の涸れた沢を渡り尾根にでた。急阪を登っていくと少し晴れ間がでた。

さらに登ると前十勝に食い込む沢の中に残る残雪が見えてきた。

ここから昭和噴火口までは急登だ。8時40分昭和噴火口通過。しばらく広い尾根が続いた。

十勝岳への最後の急登が始まる手前で某銀行登山同好会と出会い、車のキーを渡した。ここからは急登だが、足場がしっかりしているので思ったほどは疲れを感じないですんだ。10時十勝岳山頂到着。残念ながら眺望は良くない。

少し視界の良い上ホロカメットクへ続く稜線の左側には雪が残っていた。

十勝岳頂上で百名山踏破中の女性二人組に合い、集合写真のシャッターを押して貰った。お二人は明日幌尻岳に登る予定で、お一人の方は幌尻岳が百名山最後の山になるという。

「百名山登山でどこが大変だったですか?」と聞くと「残雪期の東北朝日岳でした」という返事が返ってきた。一定の年限で百名山を踏破するためには、残雪期にも山に登る必要がある(あるいは楽しいから残雪期にも登る?)だろう。

20分ほど頂上で休憩して下山開始。

我々が十勝岳を降りだしてしばらくすると彼女たちがスタスタ降りてきたので、道を譲るとあっと言う間に下っていった。体幹がしっかりしていて見ていて気持ちが良い歩き方だった。この足取りであれば残雪期の山の登り降りも問題はない。

11時45分十勝岳避難小屋到着中休止。12時32分望岳台駐車場到着。コーヒーを沸かして昼食とした。

その後今回の北海道登山の最後の山・大雪山旭岳の登山基地・旭岳温泉グランドホテル大雪に車を走らせた。途中セイコーマートに立ち寄りいつもより多めをワインを仕込んで前夜祭に備えた。

 

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オジサンたちの北海道登山(4)~花の富良野を楽しむ

2016年07月18日 | 

登山の楽しみは山の登ることだけではない。山と山の間の旅もまた楽しみの一つである。ということで今回は当初予定外の富良野に立ち寄ることにした。

7月15日は雌阿寒岳登山の後、レンタカーで富良野のファーム富田を目指す。ところがカーナビに「富田ファーム」と入力してスタートしたところ、カーナビが変なところに誘導を続ける。しばらく走ってからこれはおかしい、と思い調べ直すと目指すべきは「ファーム富田」であり「富田ファーム」でないことが分かった。

ちなみに富田ファームというのは紋別の先にあるチーズ工房のことだった。

さて富良野に向かって走っていくと正面に鋭い山容を持った山が迫ってくる。北海道の谷川岳と呼ばれている芦別岳(1,726m)だ。北海道には深田久弥の百名山以外にも芦別岳やニペソツ山のような名峰が多い。深田久弥も百名山の選別に苦労したのではないか?と思う。

午後2時過ぎのファーム富田に到着。外国人旅行客を含め、観光客が多いのに驚く。昔家内と来た時も賑わっていた記憶があるが、益々盛況のようだ。

ラベンダーは今が花盛りだ。まだ開花していない遅咲きのラベンダーもあったので、しばらく花を楽しむことができるだろう。

ラベンダー畑の向こうに翌日登る予定の十勝連峰が見えた。

ファーム富田は駐車料も入園料も取らない。収入は売店の売上に依存しているのだろう。

ドライフラワーを沢山買っている観光客もいた。我々はラベンダーのソフトクリームやラムネを頂いてファームを後にした。

美瑛駅で後半の山登りから参加するTさんをピックアップする。

この日は美瑛のペンション菜摘実の里http://www.village723.com/に宿泊。コテージ1棟を借りてのんびりと過ごした。

 

 

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オジサンたちの北海道登山(3)~朝飯前の雌阿寒岳登山

2016年07月18日 | 

北海道登山3日目(7月15日)は野中温泉からの雌阿寒岳登山だ。当初の計画では朝ごはんを食べてから雌阿寒岳(1,499m)に登る予定だったが、この日は移動距離が長い(十勝岳山麓まで移動)ので、急きょ朝食前に雌阿寒岳に登ることにした。

午前3時半頃起床して、4時10分に登山開始。雲が低く垂れこめ少し水滴を含んでいる。あまりモチベーションが上がらない登山である。

野中温泉から2,3分車道を歩いて樹林の中の登山道に入っていく。急登の後傾斜は少し緩くなり、登山道は左に曲がり、小さなガレ沢を超えていく。このあたりが4合目だ。ここから道はハイマツの中の急登になる。先頭のSさんは軽やかに登っていくが体が重たいので、私はゆっくり歩いた。

6時20分9合目到着。霧の中の噴火口からシューシューと不気味な音が聞こえてくる。6時33分頂上到着。眺望はまったくない。

直ぐに下山を開始する。というのは午前8時までに野中温泉に戻らないと朝食にありつけないからだ。

7時50分頃に下山するには1時間10分ほどで降る必要がある。飛ばしたいところだが、上部は石の段差が大きくハイマツも張り出しているので

あまりスピードはあがらない。それでも緩傾斜帯では少し小走りで降って、7時57分に温泉に無事到着した。

後続部隊は10分-15分遅れで到着したが、宿の方の好意で全員美味しい朝食を頂くことができた。

往復3時間40分強の雌阿寒岳登山は少し疲れた。「朝飯前」というのはモノゴトが簡単なことのたとえだが、雌阿寒岳登山は朝飯前というには少しタフな登山だった。ただし文字通り朝飯前に登ったので朝飯前の登山と題した次第だ。

さてこの日は富良野経由で美瑛のペンション菜摘実の里を目指した。

 

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オジサンたちの北海道登山(2)~沢からの山・斜里岳

2016年07月18日 | 

北海道登山の2日目は斜里岳(1,574m)登山である。

前日は清里町のペンションロッジ風景画に泊まった。http://www.fuukeiga.net/owner.html

埼玉県出身の若いご夫妻が運営する気持ちの良い宿だった。

午前4時斜里岳に朝日がさしてくる。

知床半島の山々も輝き始めた。

北海道の朝は早い。4時53分にレンタカーで宿を出て登山口の清岳荘に車を回した。この山小屋は夏は管理人常駐だが食事の提供はないようだ。

5時34分静岳荘出発。この日のコースは斜里岳登山で一番ポピュラーな旧道(沢ルート)を登り新道(尾根ルート)を降ることにする。

登山道に入って10回ほど(正確ではない)渡渉を繰り返して下二股に到着(6時39分)。渡渉といっても沢の中の石を踏んで渡るのでほとんど濡れることはない。コツは水面に頭を出している石だけでなく、少し水面下にある石を上手く使うことにある。

下二股から左手の沢ルートに入り20分ほど登ると最初の滝「白糸の滝」がでてくる。

登山ルートは右岸(下から見て左側)のガレだ。このルートには滝が7つ8つ出てくるが、ナメ滝状のものが多く滝の横を登ることができるので、涼しくて気持ちが良い。三点支持を守って登れば安全に登ることができる。ただし木の枝が張り出しているところが多く、頭上に注意を払わないと頭をぶつける可能性がある。その点では気の抜けないルートだ。8時24分上二股到着。ここから上はしばらく源流部を歩いた後、道は馬の背のガレ場になっていく。

陽射しが強く汗をかく登りだ。9時11分馬の背到着。斜里岳山頂は目の前だが、ちょっとした急登がまっている。

黄色いノカンゾウの花が風に舞って心地良い。

9時35分斜里岳山頂到着。

雲海の向こうに海別岳(うなべつだけ。1,419m)が見える。この山には登山道がない。つまり頂上に登るには沢を詰めるか積雪期にスキー登山をするしかない(スノーシューでもよいが)ようだ。

知床最高峰の羅臼岳をスキー登山する元気はないが、海別岳ならスキー登山が出来そうな気がしないでもない(もっとも最近死亡事故があったので甘く見てはいけないが)

目を少し東に向けると雲海の中に国後島の山々が見えた。9時57分下山開始。10時40分上二股到着。

ここから新道(尾根ルート)を通って下二股に下山。新道の下部はつづら折れの急な下りだ。

ところどころにナナカマドの白い花が咲いていた。

ナナカマドというと赤い実や紅葉した燃えるような葉を思い出すが、赤い実のなる前に白い花が咲いているのである。

12時14分下二股。13時12分静岳荘到着。

このコースは沢筋を歩く中々楽しいものである。登り4時間、降り3時間半(休憩込)の登山だった。下山後摩周湖経由で翌日登る雌阿寒岳の登山基地野中温泉に向かった。

 

 

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