今年4月から始まった電力自由化。マスコミによるとまだ全国ベースでは大手電力から切り替えた人は少ないようです(4月末では1.3%)。
我が家はそれ程電気を使っていないので、切り替えメリットは少ないと思い、放っておいたのですが、先週東京ガスのセールスマンが熱心にセールスに来たので東京ガスに切り替えることにしました。
インターネットで調べると料金面ではもっと良い条件がでる切り替え先もあるようですが、我が家の場合、優遇条件にあう項目があまりない(インターネット接続を切り替え先に変えると料金が安くなるなど)ので、無難な東京ガスにしました。
無難という意味は「元に戻したい(東京電力に戻す)時、ペナルティなどがかからずすぐ戻すことができる」ということです。
無難ということは割引額が少ないということです。しかし元々夫婦二人所帯ですので、そんなに電力は使いません。電力の使用が少ないと実は東京電力の方が割安な場合もあるのです。従って年間の電力料金削減額は精々2千円程度だと思います。
もっともその他セット割引・ポイント還元など多少のおまけはあるようですが。
そんな中で、東京ガスへの切り替えの背中を押したのが、「生活まわり駆けつけサービス」でした。
これは「水まわり(水漏れ・配管詰まり)」「玄関鍵」「窓ガラス(ヒビ・割れ・破損)」について24時間365日受付・出張費と30分以内の作業費が無料というサービスです(ただし2018年3月まで)。
過去数年間で玄関まわりや窓ガラスのトラブルはありませんが、水回りは一二度トラブルにあっています。
だから無料相談に魅力を感じた次第です。
電力供給先の変更についてそれ程詳しく研究した訳ではありませんが、概ね「安くなる先には解約制限などの縛りがある」「安さが大きい先は大災害等の場合の電力供給能力に懸念が残る」というtrade offの関係があると私は感じています。
そして料金引き下げ幅よりは「エネルギー供給会社という同質性」「東京電力への戻し易さ(東京電力だってその内もっと安い料金体系に変えるかもしれませんしね))」「駆けつけサービスというおまけ」で変更先を選択しました。
それにしても面白い時代になりましたね。自分の価値基準で配電先を選択することができるなんて。ついでにいえば、色々な分野でもっともっと選択肢が広がれば楽しいことが多くなると思います。