金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

電力自由化、私は東京ガスを選択。保守的ですが。

2016年07月09日 | ライフプランニングファイル

今年4月から始まった電力自由化。マスコミによるとまだ全国ベースでは大手電力から切り替えた人は少ないようです(4月末では1.3%)。

我が家はそれ程電気を使っていないので、切り替えメリットは少ないと思い、放っておいたのですが、先週東京ガスのセールスマンが熱心にセールスに来たので東京ガスに切り替えることにしました。

インターネットで調べると料金面ではもっと良い条件がでる切り替え先もあるようですが、我が家の場合、優遇条件にあう項目があまりない(インターネット接続を切り替え先に変えると料金が安くなるなど)ので、無難な東京ガスにしました。

無難という意味は「元に戻したい(東京電力に戻す)時、ペナルティなどがかからずすぐ戻すことができる」ということです。

無難ということは割引額が少ないということです。しかし元々夫婦二人所帯ですので、そんなに電力は使いません。電力の使用が少ないと実は東京電力の方が割安な場合もあるのです。従って年間の電力料金削減額は精々2千円程度だと思います。

もっともその他セット割引・ポイント還元など多少のおまけはあるようですが。

そんな中で、東京ガスへの切り替えの背中を押したのが、「生活まわり駆けつけサービス」でした。

これは「水まわり(水漏れ・配管詰まり)」「玄関鍵」「窓ガラス(ヒビ・割れ・破損)」について24時間365日受付・出張費と30分以内の作業費が無料というサービスです(ただし2018年3月まで)。

過去数年間で玄関まわりや窓ガラスのトラブルはありませんが、水回りは一二度トラブルにあっています。

だから無料相談に魅力を感じた次第です。

電力供給先の変更についてそれ程詳しく研究した訳ではありませんが、概ね「安くなる先には解約制限などの縛りがある」「安さが大きい先は大災害等の場合の電力供給能力に懸念が残る」というtrade offの関係があると私は感じています。

そして料金引き下げ幅よりは「エネルギー供給会社という同質性」「東京電力への戻し易さ(東京電力だってその内もっと安い料金体系に変えるかもしれませんしね))」「駆けつけサービスというおまけ」で変更先を選択しました。

それにしても面白い時代になりましたね。自分の価値基準で配電先を選択することができるなんて。ついでにいえば、色々な分野でもっともっと選択肢が広がれば楽しいことが多くなると思います。

 

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雇用統計好調でS&P500一時高値を更新

2016年07月09日 | ライフプランニングファイル

昨日(7月8日)発表された米国の雇用統計では、6月の非農業部門の雇用増は287千人と市場予想を上回る強い数字だった。これは過去8カ月で一番強い数字。

失業率は5月の4.7%から4.9%に増加したものの、その理由の一部は労働市場への新規参入者が増えたことによるもので、市場はプラスに受け止めた。この時期は新卒者が労働市場に参入するので、雇用統計のブレが大きくなる。第2四半期平均の非農業部門雇用者増は147千人で第1四半期平均の196千人に較べると減速しているが、WSJがエコノミストに調査をかけたところ、毎月145千人の雇用増が持続すると新規参入者を吸収できるということだった。

民間部門の平均時間給は前月比0.1%上昇、前年比では2.6%上昇した。エコノミスト達によると連銀がターゲットにしているインフレ率2%を達成するには賃金が3%~3.5%上昇する必要があるので、先月の賃金上昇率はまだ連銀が金利引上げに動く水準ではなさそうだ。

先月の雇用統計はイギリスのユーロ離脱国民投票の影響を織り込んだものではないが、投資家に当面の安心感を与える上では十分な数字だった。

S&P500は日中一時新高値を更新し、記録更新まであと一歩と迫った。一方10年米国債利回りは1.366%に下落して、こちらは低利回りの記録を更新した。米国金利の低下は円高を呼び、一時は100円を切るレベルまで円が買われたが、100円台半ばまで戻した。

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さて自分のポートフォリオを見ると、ドコモなど堅調な銘柄はあるものの日本株は総じて下落。米国株は円高の影響は受けているもののそれを跳ね返すアマゾンなどのハイテク株の高いパフォーマンスに支えられて全体としては堅調というのが現状だ。

来月の雇用統計でBrixistに対し、米国企業が雇用面でどれ程防御姿勢を取ったかということは注目点でが、恐らくそれ程影響はないだろう。ただし連銀は慎重姿勢を崩さないだろうから、金利引上げは先延ばしされる可能性が高いと思われる。

連銀がハト派姿勢を維持することは米国株にプラス要因だが、ドル円為替は円高に振れやすい。しばらくは米国株高と円高ドル安の綱引きが続くのだろうか?

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出版した電子本

「人生の山坂の登り方・降り方」 http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00LYDWVPO/

「インフレ時代の人生設計術」 B00UA2T3VK

「海外トレッキングで役に立つ80の英語」

「英語の慣用表現集」 http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00LMU9SQE/

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