朝(3月1日)グーグルファイナンスを開くと一面真っ赤である。荒れた2月は最終日も世界的な株価下落で終わった。ただし市場にはそれ程狼狽感はないようだ。
余り狼狽感がない理由の一つは景気が引き続き好調なことだ。次に連銀議長が交替する時、相場は荒れるというジンクス?があるからだ。2日続きの株価大幅下落の原因はパウエル連銀新議長が、下院で市場が予想していたよりタカ派的な発言をしたことにあると見られるが、発言がどうであれ早晩一度は手荒い歓迎を受けたのではないか?と予想される。
2月上旬の株価大幅下落で一時はコレクション領域に入った米国株がその後回復基調だったことも市場に過度の悲観をもたらしていないと考えれれる。
また世界的な株安(日本株8.5%、ハンセン6.2%、インド5%、ドイツ5.7%下落)の中で、米国株が4%弱の下落にとどまったことも過度の悲観を防いでいるかもしれない。
さてこの株安傾向は持続するのだろうか?
CNBCは「過去を見ると2月に株価が2%以上下落した時、67%の場合3月の株価は上昇し、上昇幅の平均は1.8%だった」と述べていた。
過去は将来を予想するものではないだろうが、参考にはなるかもしれない。
仮に今年も平均的なトレンドをたどるとすれば、2月は3月以降に伸びるために一度しゃがみこんだということになるが、それはまだ分からない。