トランプ大統領は昨日(8月17日)ツイッターに下記の投稿を行った。
In speaking with some of the world’s top business leaders I asked what it is that would make business (jobs) even better in the U.S. “Stop quarterly reporting & go to a six month system,” said one. That would allow greater flexibility & save money. I have asked the SEC to study!
世界トップクラスのビジネスリーダー達の会話の中で、私は「米国でビジネス(仕事)をもっと良くするものは何か?」と質問した。
「四半期報告を止めて半期報告にするべきだ」と彼らはいった。これは企業により大きな柔軟性を与え、コストセーブにつながる可能性が高い。
私は証券取引委員会に検討することを求めている。
欧州では欧州委員会が2014年に企業の四半期報告義務を廃止している。もし米国が四半期決算を廃止することになると欧州モデルに追随することになる。
四半期報告の廃止については、すでにウォーレン・バフェットやJPモルガン・チェースのダイモンCEOが主張しているところで企業経営者からは支持する声が上がるだろう。一方投資家から透明性が後退すると批判の声があがるだろう。
株式市場にとっては、決算報告や経営者による業績予想の頻度が減ることで、業績に対するビックサプライズが起こり株価の変動幅が大きくなる可能性はあるだろう。
従って慎重な検討が必要な課題ではあるが、トランプ大統領の規制緩和によってビジネス環境を改善しようとする意欲は評価して良いと私は考えている。