昨日(9月4日)の米国株式市場は小幅安でぱっとしなかった。明るい話題はアマゾンの株価が上昇して、同社の時価総額が1兆ドルに乗せたことだった。
アマゾンの時価総額は今年1月6千億ドルだったから半年強で時価総額が7割近く増えたことになる。
アマゾンの株価を急速に押し上げている要因は、AWS(クラウドサーバービジネス)だと思うが、社会全般に与える影響はネットショッピングの隆盛だろう。
分かりやすくネットショッピングと書いたが、これは和製英語で英語ではE-Commerceかonline shoppingという。
それはさておき、WSJにEコマースの隆盛が、フルフィルメントセンター(配送センター)やドライバーへの需要を押し上げているという記事がでていた。
商業用不動産ブローカーCBERのレポートによると、このセクターの雇用者増は2017年には18万人だったが、今年・来年の雇用者増は22万6千人になると見込まれる。
雇用市場がタイトな米国では、配送関係の人員を確保するため他の業界からの引き抜きや、より労働力が得やすい地域に配送センターを移転するような動きがでているとレポートは報じている。
配送センターは大消費地に近いほど便利なので労働コストが安いからといって田舎に移すことにはアマゾンなどオンライン業者にとっては頭の痛い問題だろう。
そこで配送センターの自動化も喫緊の課題になる。
米国の配送センターはアジアや欧州の配送センターに較べると自動化が遅れているというので改善の余地はありそうだ。
以上は米国の話だが、投資の観点からは次のようなことは頭の隅に入れておきたいと思う。
一つは倉庫・物流の自動化を手がけているメーカーには今後とも需要が期待できるということだ。
またeコマースが日本でも一層活発になれば、配送センターの需要がさらに高まるだろう。
マクロ的にみると物流リートは手堅い投資になると思う。もちろん買うタイミングは個別の株価によるだろうが。