金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

「日本語ボランティア」の準備を始めました

2021年09月05日 | うんちく・小ネタ
 先月下旬から「日本語ボランティア」の準備を始めました。具体的には私が住んでいる西東京市が開催する「日本語ボランティア入門講座」にZoom参加を始めました。当初は実開催で講座を行う予定だったのですが、コロナウイルス感染拡大でZoom開催に切り替わりました。講座は全体で9回、現在1/3終了したところです。
 日本語ボランティアというのは、日本に住んでいて何等かの手助けが必要な外国人の方に日本語で支援しようという活動です。つまりその方の母語(たとえば中国語など)や英語を使わずに「やさしい日本語」でお手伝いをするということで、私には小中学生への日本語教室や技能実習生との会話などの分野でボランティア活動に参加できる可能性があるだろうと考えています。
 ところで「やさしい日本語を使う」ということは、外国人の方にモノゴトを分かりやすく伝える以外に幾つかのメリットがあると感じました。
 まず「わかりやすい日本語」は災害など緊急事態が発生している時に「子どもやお年寄りの人にもわかりやすくモノゴトを伝える」ことができます。
 次に「短く切った文章で言いたいことを簡明に伝える」訓練をすることは、直截で達意の文章を書く、話す訓練になります。
 この前講師の方が「教室には公共交通機関を利用してお越しくださいをやさしい日本語で言ってください」という例題をだしました。
 私を含めて大方の人の回答は「教室にはバスか電車できてください」というものでしたが、講師の方は主催者の言いたいことは車でこないでくださいということなので、私なら「教室には車で来ないでください」と表現するといっていました。
 屁理屈をこねると自転車で来る人が増えても駐輪場の心配はないのか?という疑問は残りましたが・・・・
 実は「やさしい日本語を使う」という考え方は我々が海外旅行などで英語や現地語を使う時にも応用できるのです。
 以前ネパールに行った時、同行のガイドにある買い物代金を立て替えて欲しいという場面が発生しました(少額の現地通貨がなかったので)。「立替ってなんていうのかな?Advance Paymentだったかな?」と考えたのですが、如何にも会計用語的で堅苦しい。ネパール人ガイドに正しく伝わらない可能性もあります。そこで私はCan you pay now for me? I will pay later というと彼はすぐお金を払ってくれました。
 つまり「やさしい英語をつかってみた」のです。
 講師の方は「ワクチンなど説明が難しい単語はGoogle翻訳を使って相手の母語で示す」方法も有効ですと説明していました。
 これは使えますね。翻訳ツールは、まとまった文章になると誤訳することもありますが、単語ベースではまず誤訳はありません。
 日本語ボランティアの目的は、外国人の方が日本で暮らしていく上でも問題を少しでも解決することにありますから、スマホでもなんでも使えるものは活用しようという実戦的なものです。
 私はこのような型にとらわれない実戦的な活動に興味を覚え始めています。
 
コメント
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