Barron'sによるとマイクロソフトは間もなく配当金の引き上げを発表する予定だ。
マイクロソフトはこれまで9月の中旬(9月15日~21日の間)に配当の引き上げを発表してきた。過去3年間では配当は10%以上引き上げられてきた。
Barron'sによるとモルガンスタンレーのWeissアナリストはマイクロソフトは現在1株56セントの配当を62セントに引き上げる見込みだ(10.7%の引き上げ)。
昨日(9月14日)の米国株は、ダウが0.84%、S&P500が0.57%、ナスダックが0.45%下落した。昨日発表された消費者物価指数は前月比0.3%の上昇(事前予想は0.4%)だった。
食料・エネルギーを除くコア・インフレ率は、0.1%の上昇に留まった。これは今年2月以降で一番低い伸び率だった。
ただインフレ率が低下した大きな要因は、航空運賃やホテル代の下落などデルタ株の影響で人の流れが抑制されたことにあるようだ。
つまり一時的な要因でインフレ率は鈍化したが、インフレ懸念はまだまだ残っていると投資家は判断したので株が売られたと私は解釈している。
そんな中で自分のポートフォリオからみても明るいニュースはマイクロソフトの配当引き上げ記事だった。
モルガンスタンレーのアナリストは同社株価ターゲットを331ドル(現在は299.79ドル)としている。
だが差し迫った理由がない限り、マイクロソフトの株を売る理由はないと私は考えている。営業利益の伸び率や配当に対する当社のコミットメントからすれば、長く持っていて間違いのない株だと私は判断している。