昨日(9月22日)米国株は反騰した。Barron'sは、ブラウン・アドバイザリーの固定利付債ヘッドの「これはおそらくリリーフラリーだ」という言葉を紹介していた。
リリーフラリーRelief Rallyとは、相場が下げた後の値上がりを指す言葉で、日本語では「自律反発」とか「あや戻し」というようだ。
昨日ダウは338ドル(1%)上昇した。S&P500、ナスダックもほぼ1%前後の上昇だった。
これは昨日FOMCの後のパウエル連銀議長の声明(債券購入額の削減と2022年にゼロ金利解除を行う)が穏当なものだと投資家から受け止められたことによる。
マーケットは連銀が月150億ドルペースで債券購入額を減らすだろうと想定し、この削減ペースは穏やかなものだと判断した。
今週は月曜日に中国の恒大グループの破綻懸念から大きく下げたが、昨日その一部を戻した形だ。
ただ日本の相場の格言には「半値八掛け二割引き」という言葉がある。株価は一旦天井を付けた後は一旦反発してもまだ底は遠いという実体験に基づく格言だ。
私は米国株がそこまで下げるとは考えていないが、ここからすぐ上昇相場が始まるとも考え難いと感じている。とりあえずRelief rallyなのだろう。