金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

一人一人の人と向き合うことの大切さ

2021年11月05日 | うんちく・小ネタ
 ボランティア活動の一環として、外国人の人と日本のことを伝えたり、日本語会話のパートナーになる作業を始めています。
 まず最初に始めたことはネパール人高校生にZoomを使った日本語の授業を始めるプロジェクトでした。私は自分で日本語を教えるより、アレンジャーとして高校生と我々の仲間の日本人で英語を教えてくれる人の仲人役を務めました。
 でも授業は単純には進まず、高校生と学習方針についてオンラインで話をすることがあります。日本語を学ぶ高校生の動機が様々だからです。ある高校生は日本に留学して、航空工学を勉強したいと考えていました。日本の大学のことを調べていくうちに、学部生レベルで日本語を使わずすべて英語で授業をするという大学があることが分かり、その高校生はこの大学の受験を真剣に考え始めています。
 でもその大学が求めている数学や物理のレベルがどれくらいなのか?とか調査するべきことは山ほどあります。奨学金等資金面の援助も極めて重要な問題です。その壁の高さには立ちすくむ感じがしますが、多少の手助けはしたいと考えています。
 これとは全く別に私は地元の多文化共生センターのプログラムに沿って、私の住む町に住んでいる外国人の方との日本語会話のパートナーも始めています。こちらの方の相手方は、日本で既に働き始めている人や日本人男性と結婚された主婦の方なので、進路にかかわる問題は多くなさそうです。
 またある程度日本語を解される方々なので、日本語による日本語のレッスンという感じでまずは順調に進んでいます。むしろ日本語の熟語の意味や日常会話での使い方について鋭い質問を受け、私が考えている場面も多いのです。
 このようにお相手している外国人の方の国籍・年齢・性別はバラバラ、日本語を勉強する目的もバラバラです。でも皆さん自分の人生をより充実したものにするべく、日本語をもっと話したい、活用したいと真剣に考えています。
 その思いに多少なりとも寄り添いたい。お役に立つことがあればうれしいな、と感じています。
 そこで必要なことは言葉のスキルではありません。話し相手の方の気持ちに向き合い、できる範囲のことを一緒に考えてソリューションを探そうという気持ちだろうと私は考えています。
コメント
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