金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

「涼亭って何?」日本語レッスンは意外に難しい

2021年11月28日 | ライフプランニングファイル
 ボランティアで週2回ほど私が住んでいる市に住んでいる外国人の人に日本語レッスンを行っています。日本語レッスンといっても体系的に文法などを教えている訳ではなく、会話をしながら日本語に慣れてもらうという対話の機会を提供しているということです。
 話題は外国人の方の前の週の活動を日本語で説明して貰うことから始めています。今日はカナダから来て日本の専門学校で英語を教えている30代後半位の男性と対話をしました。
 彼は先週清澄庭園に行き、そこで「涼亭」という建物を見つけ、「涼亭ってどんな意味?」という質問をしてきました。
 私は10年ほど前に地下鉄清澄白河駅に近い清澄庭園に行ったことはありますが、庭園の中の建物まで正確に覚えていませんでした。
 そこで彼に「涼亭というのは、涼しい建物という意味で池のほとりの茶室だろう。夏にくつろぎ、客人をもてなす場所として涼=coolという字を持ってきた固有名詞じゃないかな?」というその場の回答をしました。
 ワードなどで「りょうてい」と打って漢字変換をすると料亭は出てきますが涼亭は通常出てきません。そこで固有名詞と判断したのですが、後で調べてみるとその判断は必ずしも正しいものではありませんでした。
 ネット上の辞書を調べると「涼亭」という言葉は中国語から来ていて、池のほとりの東屋を指しています。そういう意味では普通名詞ですが、インターネットで「涼亭」を検索すると蕎麦屋の名前と並んで清澄庭園の涼亭が出てきます。池のほとりの東屋として清澄庭園の涼亭はつとに有名なので固有名詞化しているとも言えなくはない・・・弁解がましい話ですが。
なおカナダ人の彼には簡単に経緯を説明して、涼亭は普通名詞です、と訂正メッセージを送っておきました。
 知っているようで分かっていない日本語。次から多少でも疑問を持ったらその場でインターネットで調べてみます。 
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コロナをてこにして従業員教育方法を変える企業が伸びる

2021年11月28日 | ヒューマンスキル
 日本ではコロナ感染が激減している中、世界的には南アフリカ発の新型変異株オミクロンの影響が懸念されています。
 これについて私は直感的に一時的な感染拡大はあっても、大惨事になる前に抑え込めるのではないかと判断しています。人類は経験から学び、危機対応能力を高める力があるからです。
 コロナは大きな傷跡を残していますが、それをてこにして新しいことを始める人や企業にチャンスをもたらしていることも事実です。
 WSJにHow the Covid-19 pandemic changed employee training(コロナはどのように従業員教育を変えたか)という記事が出ていました。
 コロナ感染拡大によって従業員教育のオンライン化が進む中、従業員研修やキャリアサポートはどのように変わりつつあるかという話です。
 いくつかポイントを紹介すると、「従来集合研修でやっていた講義をそのままコピーしてオンラインでやるようなやり方では従業員の集中力が低下するので効果薄」ということがまずあげられます。
 ヴァーチャルトレーニングでは、集中力は7分で切れるとあるコンサル会社の人は言っています。だから7分毎にトレーニング内容を変えると効果的なのです。例えば7分間スライドを見た後には7分間ブレイクアウト(オンライン分科会)をやるとかです。
 「トレーニングを一口サイズに短くする」というのも参考になる話です。
 実開催の研修では丸一日場合によっては一週間使って行うことがありますが、かならずしも期待通りの効果がでるものではありません。
 なぜなら学んだことを仕事に生かすには反復訓練という継続的なトレーニングが必要だからです。長いトレーニングを繰り返すことはできませんが、短く切られていると自宅からでもトレーニングしやすいと言えます。
「受け身で聞いているだけでは不十分」というのも参考になります。
 短いゲームなどを交えて受講者を積極的に参加させることが重要です。
 なお細かいことは省略しますが、マスターカード社では人工知能を使って、個々の従業員が目指すキャリアについて、現在保有しているスキルと不足しているスキルを分析し、スキルギャップを埋めるアドバイスを行っているという話も出ていました。
 これらの話は社員教育に関する話ですが、オンラインでセミナーを行う場合も参考になると思います。オンラインのセミナーは実開催のセミナーの100%コピーではいけないのではないか?と考え始めたところです。
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