昨日(1月26日)2日間のFOMCを終了した連銀は3月のFOMCで政策金利を引き上げることを示唆した。
連銀声明は「経済状態は金融政策のサポートを必要としないほど強い」とのべ、連銀が目標としていた「インフレ率2%と完全雇用」が達成されたので、債券購入を3月で終了し、政策金利の引き上げを行うというメッセージをマーケットに送った。
連銀声明は投資家が予想していたよりタカ派的だったので、国債金利は上昇し、ダウとS&P500は下落したが、ナスダックは上昇した。
このところ下落が続いていたハイテクセクターではマイクロソフトの好決算が好感され同社株は0.7%上昇。またセミコンダクターのエヌビディアは2%上昇した。
私はそろそろ株価は底値に近付いてきたと感じているが、大きな不確実性が少なくとも2つはある。一つはオミクロン株だ。最近の英国の研究ではコロナ感染者の99%はオミクロン株である。
オミクロンはデルタより重症化するリスクは低いと言われているが、米国のデータではオミクロンによる平均死者数がデルタのそれを上回ったことを示している。今後の経済成長に与えるオミクロンの影響力は大きい。
そしてもう一つはウクライナ情勢。
不安要因があるので大きな投資はできないが、打診の底値買いをしてもよいタイミングだと私は考えている。