西武新宿線、自慢は奥多摩・奥武蔵のアプローチが良いこと

　私が住んでいる西武新宿線はあまり人気が高い沿線ではありません。

　西武線全体があまり人気がないのですが、地下鉄などとの乗り入れがある分池袋線の方が新宿線より人気が高いようです。

　あまり人気がない新宿線ですが長年住んでいるので良いところを1つ紹介したいと思います。それは奥多摩や奥武蔵のハイキングコースにアプローチが良いということです。

　奥多摩・奥武蔵のハイキングコースへのアプローチは奥多摩線、武蔵五日市線、西武秩父線を使うのですが、３つの線全部へのアクセスの良さでは西武新宿線が一番ではないか？と私は密かに思っています。

　奥多摩線や五日市線には拝島駅で簡単に乗り換えることができます。また西武秩父線には所沢で西武池袋線に乗り換えることができるからです。

　仕事をしている時は自分の勤務地や繁華街へのアクセスに良さが気になっていましたが、シニアライフになるとハイキングなど自然と触れ合う楽しみのウエイトが高まります。新宿線とは言いながら新宿の核心部へのアクセスが悪いという欠点がある新宿線ですがハイキングに都合が良いことは褒めてあげたいと思います。もっともこんなことで褒める人はあまり見たことがありませんが。

奥多摩線から五日市線への山歩き、東京湾が光っていました

　今日（１月５日）は正月の運動不足を解消するために奥多摩で山歩きをすることにしました。コースはJR奥多摩線の御嶽駅からバス・ケーブルを乗り継いて御嶽神社に行き、そこから日出山から金毘羅山を経由してJR武蔵五日市駅に行くというものです。武蔵五日市駅に行くには色々なルートがあるのですが、駅から遠いところに降るとバス便となり、バスの本数が少なく難渋する可能性があるので駅まで歩き通すこのコースを選びました。

　

９時過ぎにケーブルの山上駅を出発してまず御嶽神社に参詣。

立派な神社です。

御嶽神社から日出山を見るとヘリコプターがホバーリングしていました。なんだろう？と思いながら日出山の登りにかかると上から遭難救助隊の人が３人降ってきて「これこれの背格好でフラフラ歩いている人を見かけませんでしたか？」と聞かれました。御岳山・日出山の間は「関東ふれあいの道」で道標もしっかりしています。ただし御師の家に行く道や生活道路あるいは植林のために道がところどころで派生しているので道迷いのリスクなしとはしません。

　さて日出山の山頂からは関東平野を一望する絶景を楽しむことができました。わけても白く光る東京湾を見ることができたのは感動ものです。

金毘羅尾根をどんどん歩いて行って最後の見どころは琴平神社の奥にある巨岩です。

　この岩がご神体でそれをお祀りするために琴平神社ができたのではないでしょうか？素人解釈ですが。

１２時４４分武蔵五日市駅到着。予定より早い到着です。駅前で軽くワインでも飲もうか？と考えていたのですが、残念ながら手頃なお店はありませんでした。