金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

コロナ禍から2年。ボランティア活動の停滞が生きがいの減退に・・・

2022年01月30日 | うんちく・小ネタ
 コロナ禍から約2年。私が関わっているボランティア活動にもかなり問題が出てきたと感じています。一つのボランティア活動は「ネパールに小学校を建設する・建設した小学校の維持修理を行う」というもので、そのために毎年1回程度ネパールに渡航していました。しかしコロナ禍でネパールに渡航することはもとより、現地における修理復興活動(2015年のネパール大地震で被害を受けた学校の復旧作業)も停滞しています。
 コロナ禍の中でも何かできることはないか?と考えリモートでの日本語教室などを試みていますが、多くのボランティア活動参加者はやることがなく、手持無沙汰な状態です。
 もう一つのボランティア活動である日本に住む外国人に日本語を教える活動の方も公民館等共同スペースの貸し出しが制限されたり、感染拡大が進む中、対面の授業を止めたいと考える先生・生徒が増えて活動は大幅に制限されています。
 このボランティア活動のコアメンバーは年配の女性の方が多く、LINEで「自宅籠りで筋力低下が最重要課題」などというチャットが私のところにも入ってきます。
これはまだ誰も声に出して言ってはいないのですが、筋力低下とともに生きがい低下も起きつつあるのではないか・・と私はちょっと危惧しています。
 多くの人は生きがいとは自分で見つけ決めるものだ、と考えているかもしれませんが、私は生きがいとは家族と友人あるいは社会とのつながりの中で生まれるものだと考えています。つまり何かを誰かに期待されるから生きがいが生まれるのです。現役で働いている時は仕事を通じてこの期待が生まれるはずです(期待感が実感できないと疎外感が高まりますが)。退職後は趣味やボランティア活動に生きがいを求める人が多いと思いますが、趣味の世界でも私は誰かに活動内容を知ってもらいたいという気持ちが働いてそれが活動のモチベーションになっていると考えています。
 だから多くの人が自分の登山活動をフェイスブックにアップし、インスタグラムに写真を載せ、ブログを書くのです。
 活動的な人は自立しているけれど孤立はしていない。むしろ自立した人が情報交換をしたり手を携えてより大きなプロジェクトに取り組むことで活動の地平線を広げているのです。もっと平たくいうと「いいね!」は元気の源なのです。
 ところがコロナ禍で活動の舞台そのものが狭くなり時にはなくなるとボランティア活動は大きく停滞します。ボランティア活動の停滞が一人一人の生きがいの減退につながりそれが活力を削ぐようなことになるとその副作用は非常に大きい(たとえば活力の低下が免疫力の低下につながるなど)と思います。
「不要不急の外出を控えて」というスローガンは一見正しいように見えますが、一見不要不急に見える人間の活動の中には案外生きがいを高めることで人々に活力と健康をもたらし、ひいては免疫力を向上させているようなものがあるのだろうと私は考えています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北朝鮮のミサイル今年7発目、意味があるの?

2022年01月30日 | ニュース
 今朝(1月30日)数分前北朝鮮が弾道ミサイルらしきものを発射したというニュースが流れました。今年に入って7回目になるそうです。
 去年1年間のミサイル発射回数が7回ですから、わずか1ヶ月で去年1年分のミサイルを発射したことになります。
 たまにミサイル発射実験を行うからインパクトがあるので、毎週のように発射実験が繰り返されると「オオカミ少年」になります。
 オオカミ少年の話では本当にオオカミが出てきて、警告を無視した羊飼いの少年がオオカミに食べられてしまうという話ですが、金正恩が発狂しないかぎり北朝鮮が実弾をアメリカの領域に発射することはありません。
 多くの独裁者と同様に金正恩を暗殺することを一番恐れているはずです。万一アメリカにミサイルを発射するとたちまち報復攻撃で殺される可能性が高いことを承知しているからです。
 国際的な緊張がウクライナや中東に移り、アメリカが北朝鮮にほとんど関心を払っていない状況なので、金正恩は何とかアメリカの気を引こうとしているように見えます。
 しかしアメリカは北朝鮮が何度ミサイル発射実験を行ってもほとんど脅威は感じないだろうと私は考えています。資金と食料が枯渇している北朝鮮は随分無駄なことをしていると思うのですが・・・
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デジタル終活のスタートはスマートフォンパスワード管理から

2022年01月30日 | ライフプランニングファイル
 今日(1月30日)の読売新聞朝刊に「アカウント終活 悪用を防ぐ」という記事が出ていました。グーグルのアカウント管理無効化ツールを使って、本人に連絡が取れなくなった時、あらかじめ指定した家族などに連絡を送るという仕組みです。またあらかじめ使用しなくなったアカウントを削除する選択を行っておくと指定した期間後にアカウントが削除される仕組みです。
 私はすでにこの設定を行い、妻と娘に連絡が送られるように設定しています。
設定自体は非常に簡単でグーグルアカウントをクリックして「アカウント無効化管理ツール」から幾つかの項目を指定します。
アンドロイド系スマートフォンを使っている人なら是非やっておくべきだと思います。
 ただしデジタル終活でもっと重要でしかもやろうと思うともっと簡単にできることがあります。
 それは「スマートフォンのパスワード管理=パスワードを家族に教えておく」ということです。
 現在インターネットバンキング、ネット証券取引など金銭にかかわる重要な情報はデジタル化し、その重要な情報にはスマートフォンを開かないとアクセスできない状態になっていることが増えています。
 そこで重要なのがスマートフォンのパスワードです。本人が死亡してパスワードが分からなくなるとスマートフォンの画面が開けなくなります。画面を開くには専門業者に依頼するしかないようですが、非常にお金がかかるうえ開くことができるかどうかは分かりません。セキュリティが厳しいiPhoneの場合はまず不可能だと解説している人もいます。
 ですから自分の死亡時に備えて信頼できる家族にパスワードを伝えておくことが重要なのです。
 私とワイフはお互いのパスワードを書いたノートをリビングボードの引き出しに入れるようにしています。デジタル終活のスタートはスマートフォンのパスワード管理=信頼できる家族に伝えておくことなのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする