昨日(1月24日)の米国株は午前中大きく値を下げダウは一時1,000ポイント以上下落したがその後買いが入り99ポイント(0.3%)上昇で終わった。
WSJによると日中1,000ポイントも下落したダウがプラスに転じるまで値を戻したことはかってないという。
急速に値を戻した理由は底値買いの動きが高まったためだ。昨年末にかけての株高で手を出しにくくなっていた銘柄の音が崩れて手が届くところに来たことが大きい。昨日の反発相場をけん引したのはテスラや半導体メーカー・エヌビディアだった。
それにしてもこの1月はよく売られた。私の小さなポートフォリオも評価額を約半年前にレベルまで下げた。コツコツ積みあがってきた評価額が僅か半月で飛んでしまう荒れた相場。WSJは相場の状況をcarnage(大虐殺)と呼んでいる。
この半月ほどで株式や仮想通貨などリスク資産の評価額はどれほど値を下げただろうか?そしてどれほどの含み益が吹き飛んだだろうか?
それはcarnageと呼ぶにふさわしい。しかし実際には死んだ人はおらず(知っている限りでは)、ペーパー上の損得で一喜一憂した人が多かったのかもしれない。相場は今週のFOMCを着目しながら、売られ過ぎにはチェックが入るという正常な対応を示した。