3月22日春分の日の翌日の振替休日。午前中快晴なので自転車で神代植物園に出かけた。桜(ソメイヨシノ)の開花には1週間ほど早いが色々な花が咲いていそうなので、ザックにカメラ、交換レンズ(マクロと望遠)、一脚を入れるとちょっとした重さになった。自宅から神代植物園までは片道9.2km、約30分であるが、サイクリング用のヘルメットをかぶって出発。ヘルメットを被るのは万一の場合の頭部保護が目的だが、周りの車に「僕はシリアスなサイクリストなんだ。車道を走るけどよろしく」というメッセージを送る効果もある。ヘルメットの隙間を抜ける風はまだ冷たいけれど爽快だ。エコを考えるなら自転車で植物園に行こう!自転車を使った植物園訪問はガソリン代削減と健康促進の点で一石二鳥以上の効果がある。
植物園は桜の前なので空いていた。写真好きのおじさんが三脚を抱えて歩いているが「宴の前」という感じだ。
この時期白い花が目に付く。最初はコブシの花だ。
ズイコーの望遠ズーム(1:2.8-3.5(50-200mm))で撮影。自然に背景がブルーになりコブシの白い花が冴えている。
コブシの仲間のモクレンの花はともしびのように幻想的だ。
ハナモモの白い花も可憐だ。
足元に目をやるとハナニラが咲いている。この花は我家の庭にも咲く。
ソメイヨシノのつぼみは固いが、大寒ザクラなど寒ザクラ系の桜は沢山咲いていた。
寒ザクラの花には鳥たちが集まる。綺麗なメジロを撮ろうと思うのだが、中々見つからず、目に付くのは図体の大きなヒヨドリである。
ジンダイアケボノと名前のついた桜も半開している。
「花は半開を看、酒は微酔に飲む」というのは中国の菜根譚に出てくる言葉。何事もほどほどが良いということだ。
大寒ザクラでは葉も花と一緒に成長している。
シジュウガラは咲き始めた枝垂桜の花をついばんでいる。
黄色い花で一番目に付くのはスイセンだ。
もう少しおとなしいところではサンシュの花。
紫系の花ではカタクリの花が可愛らしい。カタクリの花というと奥多摩の御前山を思い出す。御前山のカタクリは足場のよくない急な斜面に一生懸命咲いていた。それに較べて神代植物園のカタクリは周りを柵で囲われ踏まれたり、上から砂利が落ちてくるリスクはない。
紫系の花ではキクザキイチゲという花が咲いていた。名札がついていたので名前が分かったがすぐ忘れてしまいそうだ。花の名前を沢山覚えている人を本当にえらいなぁと思うことがある・・・・・
ウマノアシガタ、みょうにツヤツヤした花だがこれも野に咲く花なのだろうか?
最後は植物園の門前にあったパンジーの鉢植え。ポップアートというフィルターを使って赤や黄色を強調してみた。
くるくる回って写真を撮って約1時間半。桜満開の植物園は楽しいがその少し前の好事家だけが歩く植物園も結構楽しいものである。
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