今日のFTに米国のホリディシーズンの売上が好調という記事が出ていた。その中にIn 2008,US retail got knocked down. In 2009, we got back on feet. In 2010,you are seeing first steps forwards.という文章があった。
「2008年、米国の小売業は打ちのめされた。2009年には回復し、2010年には前向きの最初の一歩を見ている」という意味だ。
Get back onは「復讐する」という意味だが、get back on feetとなると、足に復讐するではなく、(病気などの悪い状態から)回復する、立ち直るという意味だ。
FTによると、マスターカードの売上を調査しているSpendingPulseは自動車を除く(ただしガソリンは含む)ホリディシーズンの小売り売上は昨年比5.5%増えると予想している。
好調なのは衣料品で昨年比11.2%増加。寒波の影響で値段のはるコート等の売上が伸びているからだ。宝石類の売上もプラス7.2%。ただしテレビ等電子製品は単価が10-15%下落しているので、売り上げ増は1.2%に留まる見通しだ。
ネット販売は15.4%増加の見通しだ。SpendingPulseは「ホリディシーズンの売り上げ増加は、夏の終わりの新学期セールス(バックツーザスクール)に始まった小売業の『持続的な成長』に一層の証拠を提供している」と述べている。
日本でも節約疲れから一部の商品の売上が伸びている。また先週あたりから本格的に冬将軍が到来。売上増加が期待できるかもしれない。消費景気の回復を期待しながら新年を迎えよう。